第1部 爆臨!!イナカイザー!!

□第7話 流星の民、第8話 狩り、第9話 激突!お燐 VS 進撃の剛
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第8話 狩り

光彦「さて…まだ抵抗する意思はありますか?」
のび太「無理だよぉ…もうどうすることもできないよぉ…ドラえも〜ん!」
ジャイアン「畜生…こんなガキ相手に何もできねえのかよ…!」
アジサイ小町「お前さん達…あちきらのことはいいから逃げなんし!」
ジャイアン「でもよぉ…!」
スネ夫「いや、悔しいけどアジサイさんの言う通りだよ。僕らでは足手まといになるだけさ」
ジャイアン「スネ夫ぉ!だったら見捨てるって言うのかよ!?」
しずか「ドラちゃんを呼びに行きましょう!きっと彼なら何とかしてくれるわ!」
のび太「そ、そうだよ!ドラえもんなら、きっと…!」
ジャイアン「仕方ねえ…待っててくれよ、必ず後で助けに行くから…!」
光彦「…逃げましたか、他愛ないですね。さて、早速この二人を収容所に運ぶとしましょうか」
こころモモンガ「ねず君…みんな…きっと助けに来てくれるって信じてる…」
アジサイ小町「そんな辛気臭い顔をしなさんな、あちきが付いてるさね…」
こころモモンガ「うん…ありがとう、アジサイさん」

草薙剛「ところで、俺はいつまで巨大化のままなんだ?」
えなりかずき「ふむ、なるほど…どうやら力を使い果たすか、解毒剤を投与するしか方法が無いようですね」
草薙剛「何だと?解毒剤なんか渡されてねえぞ」
えなりかずき「つまり前者しか手が無いと…」
草薙剛「畜生、あの魔女…嵌めやがったな」
えなりかずき「丁度いいですしイナカイザーの町破壊に協力しては?」
草薙剛「チッ、それしかねえか…。ん?おい、何だありゃ」
えなりかずき「どうしました?おや、珍しい…火車の妖怪が地底から出ているとは」
火焔猫燐「思えば久しぶりだねえ、こうして外を歩き回るのは。それにしても困ったもんだよ、あのヒガナとかいう奴はさ。いきなり出てきて勝手なことばっかりだもんねえ…」
草薙剛「こんな上玉に会えるとはな、俺達は案外ラッキーかも知れんぞ」
えなりかずき「確かに、妖怪ハンターとしてこの期を逃す手は無いですね」
草薙剛「殲滅対象外だが問題無いよなぁ?わくわく団の任務は飽くまでも二の次だしな。さぁて、狩りの時間だぜ!」
ズシーンッ!!
火焔猫燐「な、何だい今の音は!?って…あれはっ!」
草薙剛「へーいへーい子猫ちゃん!散歩かい?いけねえなあ…こんな人気の無い道を女の子一人で…悪い大人に襲われちまうぜ?」
えなりかずき「お初にお目にかかります、僕らは妖怪ハンター…貴女に恨みはありませんが、狩らせていただきますよ」
火焔猫燐「優男と、巨人の変態か…ちなみにあたいはお前さん達よりずっと長生きしているよ」
草薙剛「誰が変態だ、コラァ!!」
その怒号と共に激突が始まった。
先に拳を降り下ろしたのは草薙。
その巨大な拳がお燐に飛ぶ。
だがその攻撃にお燐は微動だにせず身構えていた。
まるで新しい遊び相手を見つけたかのように。
長年生きた妖怪の風格が、確かにそこにあった。
果たして勝負の行方や如何に…!
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