忘れない記憶の中で

□第零章
1ページ/4ページ

パソコンに送信された二通のメールを開くと予想していたものとは異なる内容に目が釘付けになる。今まで送られた内容は、自分のために役員のリコールは願う内容だった。今送られてきた内容は、リコーではなくて戻すために力を貸せと言うものもう一通と言うのは

「今学期最後、教育委員会に学園の行いを伝える。今の状況でこれ以上お前をこの学園に居させることは出来ない」

あと二ヶ月でタイムリミットを迎える。僕はここが好きだからこそ離れたくない。なら行うことは決まっている。ある生徒に力を貸し、この狂った状況を元道理に戻す。

高校二年生初日、外部入学である生徒がやってきた。初めは、生徒会副会長さんが惚れた。それに面白半分に近づいた会長が落ちた。見分けられたや理解された何だかの闇を抱えていた生徒は彼の虜になっていた。彼がこの学園に来て一ヶ月が立った今学園を支える一柱である生徒会が全く機能しなくなった。今ではどうにか、会計さん一人で仕事を行っている。

そんな生徒と同じクラス、隣の席となった僕は親友と言う位置になっている。彼に振り回され、行動を共にすることを脅威されている。
彼は今の理事長の甥にあたり、凄く甘やかしていることは有名な話。自然的に他の生徒の批判は傍にいる僕へと向き、彼の代わりに制裁やらを受けている状態。

「………………」(はるさん、今朝そうさんから連絡が入った)

手当ての序に今朝のメールを見せる。

「………」(僕はここを辞めたくないな、心配してくれる気持ちは凄く有難いけど、だからね、僕はこの状況をどうにかしようと思う)

「どうにかとは?」

「……………」(僕は僕なりに役員さんを戻すために動こうかなって思ってる。後は会計さんが心配、どうにかサポート出来たら良いけど)

「俺も奏希の意見に賛成、何なら今すぐにでも転校の手続きをしてほしいぐらいだ。でも、それはあくまで大人の都合、出来ることはやってみたら?」

「椿、お前の事は今まで道理サポートはする。けど、今まで以上状況が悪化したら直ぐにでも転校して貰うからな?」

「そんときはあの馬鹿と理事長を殴って俺もこの学園を去る、あの人の下で働くのもそろそろ限界だわ」

冗談か本気か分からず見つめると包帯を巻き終えた彼と目が合い笑顔を向けられた。

「はい、完了」

『毎度毎度すみません』
謝ると彼は決まって僕の頭を撫で回した。くしゃくしゃになった髪を整えているところで授業を始まりを知らせるチャイムが鳴る。遅れて入るとまだ先生の姿はなく、鋭い視線を感じならながら、席につく。
隣の席には既に彼の姿はなかった。消しても消しても書かれる落書きに最近では消すこと事態が面倒になっていった。
授業が終わり、教室を出ると勢いよく腕捕まれた。

「なぁ!!シノ昼行くぞ、わざわざ迎えに来たんだからな」

えらいだろ言うようにふんぞりかえる態度、鼓膜が激しく震える音、馬鹿力で掴む手。この彼が今、学園でおこる元凶。断りを入れる前に、彼は僕の手を掴み歩き出した。途中で彼を取り巻く連中と交流し周りの視線が鋭くなる。
食堂につくなり当然のように、奥のウッドデッキへと向う彼の背中を見つめ、考えていると歩んでいた足が止まり不満げに振り返った。仮にここで行かないと言う選択肢を取ると、分かりきっている答え、周りの被害と自分の被害を天秤にかけると前者のに大きく傾き、溜息をつき足進めた。

誰が隣に座るや恒例のゲームいつも道理の光景に、目を向ける。中から上がってくる物を無理矢理流し込むように飲み込んだ。
何を思ったのかいつもはゲームを終えると席につく双子が佐波を両側から挟む形で抱きついた。慣れないスキンシップに顔を赤らめるそんな彼をからかうように笑い、会長が彼に口付けをした。
周りから甲高い悲鳴が響き、された本人は茹でたこのようだった。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ