百合
□手
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紺の空から切り離すように 灯りの橙に現実が浮かび上がる
白く流れる点描さえ あたたかく包んで認めている
紺の雪の上 手先は赤く凍り
包むのは赤い片手の指
きっとあの細い手も悴んで
包み解かすのは 厚い手の彼
私も大きく包まれたけど
心まで解かせるのは きっと 薄い手の彼女
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