02/22の日記

00:38
百合漫画
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はじめまして。

「札幌storm」を訪れて頂きありがとうございます!
この度日記を始めました、JoyJoyです。
とは言えここは日記とは名ばかりの、書きたいときに好きなように書く、無責任な恥さらしの場になるかと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、このブログについて語るのはまた今度にして早速タイトルの百合漫画ですが、
本日わたくしはなんと7冊も!百合漫画を読んでしまったのです。
正確には昨晩から今日にかけて、7冊と今月の百合姫を読んだのですが、
ねえ、あの、まあ、なんと素晴らしいことかしらと。

実はと言うと、わたくし百合漫画というものを殆ど読んだことが無かったのです。
ツイッターなどで3、4ページのものを見たり、同人誌も数冊だけ持っていたりはしたのですが、
商業漫画となると青い花を途中までとあと1冊、どれも実家に置いてきた、などという体たらく。

ですから私は百合漫画の醍醐味と言いますか、そもそも百合とは何たるか、というのを知らなかったのです。

なんともったいないこと……!よく今まで「百合を書いてます」なんて言っていたな……
など後悔やら何やら感じるところが無いわけではございませんが、
とにかく、今日、初めてその世界を知ったのでした。

知ったと言ってもまだそれがどういうものか、はっきりとは分かっておりません。
ですが、百合の豊穣と言いますか、百合漫画というのはこんなにも豊かで彩のある、愛に満ちた表現の世界だったのかと、
自分の知らなかった素晴らしい表現とその世界観に出会えたと感じたことは確かで、
それを思わず誰かに伝えたいと思ったのも、こうして今初めて新設したブログに書いている程には確かでしょう。


今まで私が知っていた百合とは百合のエッセンスであり、私が好んでいたのは女性同性愛者の話でした。
それは百合漫画の中の一角でしかなく、その先にはもっと自由で上質な、優しさと愛の世界が広がっておりました。
プロの表現者の巧みなる技と愛をもって、そんな女性同士、女の子同士の世界が作られていました。
すごいですよね、巧い人って、現実にいたら嫌になるような女だって、それを超えて読ませて、最後には感動までさせてしまうんですから!

私は今までいわゆる「思春期特有の感情」や「お嬢様学校」といった「百合の世界」は苦手に思っていました。
なんというか、それは本当に特別な気持ちなのか、それは成長して男が現れたら消えてしまうものなんじゃないか、などと野暮なことを思っていたのです。
ですがそんなことはなかったんですね。
相手のことで本気で悩むのもそれは相手を大切にするということだし、相手に不満を持つのもそれだけ相手に期待していたり、相手に良く、幸せになって欲しいと願っていたり……。
それは本当に特別な感情だったし、人を愛することそのものだったし、自分にも覚えのある感情でした。
そう思ったことが、今回自分が百合の世界に違和感を覚えず没頭できた理由のように感じます。


このように私は今回の百合漫画体験で、自分には一般的だと考えられる感覚と論理で、今まで別世界のように感じていた「百合の世界」を解釈できたと考えるのですが、
その魅力を語ろうとすると、どうもそう「一般的」でなくなるというか、「百合が好きな人の」言葉になってしまうのです。
例えば百合とは、それが百合かどうかは、作者と読者のこれは百合だ!という確信による!!とか、
百合の魅力的な関係は、男女の浮ついた話とは違う世界なんだ!違う理で動いているんだ!!とか、
そういう特殊性に違和感を持っていた私が言うのは個人的には本末転倒なのですが、
実際そう納得してしまって、今はそれ以外に表現しようがないのです。

そういう面倒な話は今後の私と他の誰かに譲るとして、今の私が百合漫画を読んで個人的に感じたことを言うと、同性同士だと「人と人の話」になる、ということでしょうか。
読んでいて、これはどっちかが、誰かが男だったらできないな、と感じた場面がいくつかありました。
例えば相手に関する第三者への相談なんて、男女で二人きりではなかなか難しい。
もちろんそうでない状態は十分考えられるのですが、特に知り合って間もない場合だと、特に難しい。
男女だと、男女が二人になった時点で「男と女の話」になる。
そんな風に感じられたのです。

まあこれは小さい頃から男女の恋愛話が苦手で、日ごろから互いに人として尊敬し合える人と付き合いたいと思っている私の個人的な話で、
さっきから個人個人とばかり言っておりますので、そろそろ黙ろうかと思います。


今回読んだのもたった7冊3作品ですし、いわゆる名作百合漫画というのもまだ知らない身であります。
でも短編とはこのようにして厚みをつけるのかなど創作のことも知れたし、とりあえず百合の素晴らしさに触れた感動を表現、記録することができて私は嬉しいです。
それを自分の創作という形で表現するには、今は気力が足りないのですが、いずれ、何某かの形でできたらと思っております。


初っ端からこんなに長々と書いてしまいました。
何が「一言日記」でしょうか。
レポートもこれくらいすんなりと書けたら苦労しないのですけれどね。


最後に本日読んだ漫画のタイトルだけ紹介いたします。
よろしければ是非読んでみてください。


『私の百合はお仕事です!』
『キミイロ少女』
『行進子犬に恋文を』

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