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□RAIN-水の記憶〜HIRO B.D
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そんなことを思っていると、当たり前のように抱きしめてキスしようと僕の手をヒロの手が捕らえようとする。
捕らえられるよりも前に、その手を掴んで反対の手でヒロの頭を引き寄せると、背伸びして唇に軽く触れるだけのキス…
唇を離して目を開けるとビックリしたようなヒロの顔。
もう!!
確かに僕からキスするなんて滅多にないけど、そんなに驚かなくていいじゃない!
ビックリして動けないでいるヒロをそのままにしてキッチンに行こうと背中を向けると、腕を掴まれて抱きしめられた。
「もう一回して」
甘えるようにそんなこと言われたら照れちゃうよ…
「大ちゃんもう一回vV」
「やだよ〜vV」
小さく舌を出してふざけた振りしてみる
「じゃあ俺からしていい?」
いつも聞かないくせに!!何で聞くの?
『いいよ』
だなんて恥ずかしくて言えるはずないじゃない…
「ダ〜メッ!!」
ホントはダメじゃないけど…口から出たのは否定の言葉。
「ねえ、大ちゃん♪ホントはいいんでしょう!?」
本音を言い当てられてますます恥ずかしくなる。
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