access HIRO×DAI小説
□運命
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「Happy birthday!! 大ちゃん」
そんな言葉と共に大介の部屋を訪れたヒロ。
その手にはケーキの箱と可愛い花の咲く鉢植え。
「ありがとうヒロ」
差し出された鉢植えを受け取り目の高さで眺める。
「これってクロッカス??」
花を眺めながら不思議顔の大介にケーキの箱をリビングのテーブルに置いたヒロが近付いてくる。
「クロッカスの仲間だけど違うんだなー…クロッカスはこの時期には咲かないよ。春の花だからね。」
「じゃあ何の花??」
鉢植えを上から横から眺めている大介にヒロは得意顔で
「これはね、サフランだよ。大ちゃんの誕生花」
「へーっ…サフランかぁサフランライスのサフラン?」
大ちゃんのクリクリした目がサフランの花を見つめている。
…可愛いなぁ…とても○○歳には見えないな…って…歳の事を言ったら拗ねるから言わないけど(笑)
「そう!サフランライスのサフラン」
「サフランライスってドコを使うの?」
…って、興味持つトコ違うんじゃない?
「雌しべだよ。乾燥させて使うの」
「へーっ!ヒロ良く知ってたね。」
「大ちゃんの誕生花を調べた時に書いてあったんだ。花言葉は歓喜とか、喜びとか、陽気なんだって」
大ちゃんは相変わらずサフランの花を眺めている。
ねえ、こっち見てくれてもいいんじゃない?大ちゃんに見つめられる花に嫉妬してるなんて思われたくないけど…そろそろ限界。
大ちゃんの手からサフランの鉢植えを取りテーブルの隅に置く。
キョトンとしてる大ちゃんを腕の中に閉じ込めて耳元で囁く。
「花言葉の歓喜、喜びって俺にとっての大ちゃんみたいだな…って…
やっぱり運命だったって思うよ。
大ちゃんに出逢えた事が俺の人生の喜びだから。」
「僕もヒロに出逢えてよかった」
ギュッと抱き締めた腕の中の大ちゃんも小さな声で嬉しい言葉をくれた。
…貴方がこの世に生まれてきた事を感謝します…
Happy birthday 大ちゃん!!
-END-
『あとがき』
久しぶりの小説更新になりました…スミマセン(T_T)しかも相変わらずの駄文だし…短いし…
文中に誕生花を使っていますが、調べる本によって違う花が載ってたりします。
私は携帯で調べたんですが数種類出てきました。
出てきた誕生花をタイトルの運命との兼ね合いで大ちゃんの誕生花を決めちゃいました。
最後に…大ちゃんお誕生日おめでとうございます\(≧∇≦)/
2007.11.04…ホントは11.03(^-^;)
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