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□7月7日〜星に願いを
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 バンッ!!

「だーいちゃん。陣中見舞いに来たよ〜♪」

「アンタねえιもうチョット静かに入って来れないわけ?」

 扉を勢いよく開け、満面の笑顔で入って来た博之を安部とスタッフは呆れたように見た。

 キョロキョロと辺りを見回してお目当ての姿を見つけた博之は安部の言葉などお構いなしに部屋の奥でお茶している大介の元に歩み寄った。

(…ったく、聞いちゃいないのね…)

 やれやれ…と、安部はまとめておかなければいけない書類の束に向き合うのだが、その真横にある応接セットには場所を全くわきまえることのないバカップル。

「あっ、ヒロ〜いらっしゃーい♪」

「だーいちゃん、はい!これプレゼントv」

 差し出された袋を嬉しそうに受け取る大介。

「ありがと♪でも随分と大きな袋だね?!ねえ、開けていい?」

「もちろん!!」

 ガサゴソ…

「わーッ!!笹だ〜♪」

 はしゃぐ大介の声。

(ハ〜ァ?ササ??)

 安倍が疑問に思い横を向くと綺麗にアレンジメントされた高さ50cm程の笹がテーブルの上に飾られていた。

「あっ…まだ何か入ってる〜。」

 紙袋の底から本が入っているような袋が出てきた。

 大介が袋を開けると、その中には色とりどりの小さな紙飾り…。
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