小ネタ
□プリガムレッドと幸村
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「俺なまえ先輩にアタックしてみます！」
「……赤也、おまん正気で言っとるんか？」
「やめとけやめとけ、お前には無理だ」
「アイツは中々手強いぜよ」
「アレを知ってしまったら迂闊に手は出せねぇよな」
「なんでチャレンジする前から無理とか言うんスか、やってみなきゃ分かんないっスよ！」
「お前さんはまだヤツの恐ろしさを知らんからそう言えるんじゃ」
「そうそう、赤也には逆立ちしたって敵わねえ ぇよ」
「は？え、なまえ先輩ってそんな怖いんすか？」
「今思い出しても鳥肌が止まらん」
「あの時は『あ、今日が命日だな』って思ったぜい」
「え？え？なまえ先輩の事怒らせたんすか？え？全然話が見えねぇ」
「まぁそんなに言うなら俺たちは止めねぇよ」
「そうじゃ、お前さんにはこれをやろう」
「なんすかコレ」
「姉貴が別れた彼氏から貰ったミサンガ」
「縁起でもねぇもん寄越さないでくださいよ！！」
「なんか楽しそうだね、ちゃんと水分摂ってんの？」
「っうわぁ！なまえ先輩、びっくりした…」
「良かったのう赤也、ミサンガ効果じゃ」
「いや絶対違ぇだろい」
「何の話？ミサンガ？」
「そうじゃ丁度いい、赤也からお前さんに話があるぜよ」
「仁王先輩待って下さい勝手にそんな」
「なんだよ今更、なまえの事が前からす「ちょっと待ったー！それ以上は勘弁してください！」
「ねぇちょっと、何の話？私に関係ある話かな？」
「随分楽しそうだね、俺も混ぜてよ」
「まずい魔王が降臨した」
「あ、あぁ、幸村、まぁなんじゃ、俺たちも高校生じゃろ、そろそろ青春の一つや二つしてみたいなと言う話をな」
「な、赤也」
「は！？いや、えぇと、その」
「青春かぁ、良いね、切原くん好きな子いるんだ」
「…え！えっと、一応、はい」
「一応って何だよお前さっきまでなまえに「だーから！丸井先輩さっきからわざとでしょ！？」
「なまえに、何だって？言ってごらん赤也」
「ほれ部長様からのご命令じゃ、白状せい」
「待って待って、私おいてきぼりなんだけど何の話？」
「赤也腹くくれよ、当たって砕けろ」
「代わりに俺が言うてやろうか、切原くんはなまえ先輩の事が前から好きでしたって」
「あ、言い忘れてたけどなまえと幸村くん両片思いだからお前の入る隙はねぇぞ」
「待って待って待って！え！？嘘でしょ丸井先輩！仁王先輩！！」
「そうか、赤也は明日の朝日を拝みたくは無いらしい」
「あ、俺今日命日だわ…」
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