小ネタ
□白石と謙也
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「蔵ノ介くんちょぉーっとよろしいか」
「おん、えぇで」
「じゃねぇよ早くどけよ」
「んー、ちょっと分からんな」
「分からんのはお前の頭だわ、動けない」
「お、なんや白石良え抱き枕やな」
「抱き枕じゃねぇよ！謙也助けて！」
「コラ抱き枕が喋ったらアカンやろ」
「だから抱き枕じゃないから！白石くん！離したまえ！
「せやかてなまえ抱き心地良えから…」
「ごめんそんな寂しそうな顔されても私には効かないぞ」
「白石俺にもなまえ貸してや」
「なんでや、これ俺のやし」
「いつからあんたの所有物になったんだか」
「えぇやんかちょっとくらい」
「待って本人の意思は？」
「ダメや、コイツごっつ良え匂いすんねん、こんなん俺以外にクンクンされてたまるかっちゅう話や」
「おい白石あんた地味にクンクンしてたのかよふざけんな」
「ちょお待ち、俺かてクンクンしたいわ」
「ダメだよ！？謙也しっかりして！？」
「はぁ、しゃあないな、ちょっとだけやで」
「なんか妥協されたけどさっきから私の人権完全に無視だよね私何かしたかな？」
「抱き枕が喋んな言うとるやろ、口塞ぐで」
「は？やれるもんならやってんんー！」
「はあぁぁぁ！？白石ちょ、はぁ！？流石に許さへんぞ何してくれとんねん！」
「んんーっ、絶頂」
「白石のばかー！！」
「へぶっ、痛いやんか何すんねん！」
「何すんねんはこっちのセリフじゃボケー！！サラッと人のファーストキス奪っ、うぅ…」
「あー！白石なまえ泣かしたー！」
「ちょ、なまえすまんそんな泣かんでくれ！しゃあないやろなまえの事好きなんやから！」
「っほんと？本当に好き？」
「おん、めっちゃ好きや、愛しとる」
「じゃあ許す、白石の抱き枕になる」
「ほな万事解決やな、っておーい！なんでやねん！俺かてなまえの事好きやのに！」
「ごめん謙也の抱き枕にはなれないかな」
「うわめっちゃ冷めた目ぇしとる」
「ホンマ、先輩らキモいっすわ」