小ネタ

□幸村
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「ゆっきむーらくーん」
「出た、また来たの君」
「また来たよ!あと君じゃなくてなまえさんだよ!」
「暇なの?俺忙しいんだけど」
「暇じゃないよ幸村くんに会いに来たんだよ」
「だからそれが暇なんじゃないかと」
「幸村くんお花好きなんだね」
「まぁね、小さい頃からガーデニングは趣味だね」
「私もね、お花好きなんだ」
「へぇ、意外だね」
「でもお花に向かってる幸村くんのほうが好き」
「…………何が欲しいんだい」
「やだ幸村くんてば鈍感!」
「ちょっと意味が分からないな」
「良い加減私の気持ち気付いてください」
「気付きたくない事だってあるんだよ」
「わお!遠回しに拒否された!」
「鈍感はどっちだよ、君は諦めが悪いね毎日毎日飽きもせず」
「だって好きなんだもん、幸村くんの事」
「それは聞き飽きた、何か他に言い方無いの?」
「え、そうだなぁ、えーと、うーん、えへへ私頭悪いから全然出てこないや」
「頭が悪いとかじゃなくて経験値の問題じゃないかな」
「待ってわたしモンスターじゃないよ?」
「うん、やっぱり頭が悪いようだ」
「ヒュー!辛辣!」
「さて部活行こうかな」
「頑張ってね!私は帰る!」
「帰る時まで元気なんだね」
「それだけが取り柄だから!」
「なるほど、じゃあね」
「聞いといて興味ないってやつだね切り替え早いな」
「みょうじさん花好きだって言ったよね」
「うん、お母さんがガーデニング趣味だから」
「ならこの花壇の花分かるよね」
「え、ペチュニアでしょ?それがどうかしたの」
「花言葉、暇だった調べてみなよ、じゃあね気を付けて帰るんだよ」
「はーい!…………ごめん幸村くんたまたま花言葉知ってた、心のやすらぎ、って、期待して良いのかな」


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