小ネタ
□亜久津
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「お、お願いします！」
「しつけぇ」
「本当に、困ります！」
「うるせぇぞ」
「あと亜久津くんだけなんだよ、アンケート！」
「別に一人くらい良いだろ」
「でも、先生からクラス全員分集めてこいって…」
「俺一人分無くたって支障ねぇだろ」
「でも…」
「しつけぇぞ委員長！」
「ひっ！ごめんなさい！殴らないで！」
「…………」
「……亜久津くん？」
「お前俺が怖くねぇのか｣
「こ、怖いよ！」
「ならとっとと失せな」
「でも、アンケート回収するまでは引きません！」
「なんだなかなか根性あるじゃねぇか」
「だって、あ、やっぱり何にも無い」
「なんだ、言いたい事あんのか」
「いや大丈夫何も無いですというか言えません」
「おい」
「ひー！ごめんなさいいつもお世話になってます！」
「………あ？」
「あっ、いや違うの何にも無いんです」
「お前何言ってんだ？」
「いや別に千石くんとだなんてそんな全然」
「あのバカがどうしたって？言ってみろ」
「いやだから全然何も」
「オラっ」
「亜久津くんと千石くんで色々妄想してましたごめんなさい！！」
「…………なんだと？」
「あーもーやだごめんなさいすいません申し訳ありません」
「おいちょっと待て」
「ごめんなさいアンケートはもういりませんさようなら」
「ちょっ、待て待て待て」
「ぐえっ、首めっちゃ締まってる死ぬ」
「お前今何つった？」
「首めっちゃ締まってる」
「いや違ぇその前」
「アンケートは」
「そのもうちょっと前だな五行くらい前」
「亜久津くんと千石くんで色々妄想してました」
「どういう意味だそれ」
「ごめんね私ちょっと用事が」
「委員長てめぇ、その、アレだろ、腐女子」
「ド直球だね亜久津くんそういう所良い」
「因みに聞くけどよ」
「あ、はい、なんでしょう」
「俺とあのバカ、どっちが、どっちだ」
「……と言いますと」
「だから！どっちが、う、受け、なんだよ…」
「亜久津くんもしかして」
「違う勘違いすんな別に好きな訳じゃねぇ」
「その言い方完全に好きだよね千石くんの事」
「違ぇ！早く質問に答えろ！」
「君が受けだよ、亜久津くん」
「………………お、おぉ、そうかよ」
「ごめんごめん！本当にごめんね亜久津くん！強気受け好きなんだよ！」
「やかましい！俺は地雷だ！」
「っほ、ほお！？亜久津くん！？」
「最近イラスト上げてねぇじゃねぇかどうしたんだよ」
「えっ、待ってそれピッシブ？ツイツター？」
「どっちも」
「待って！どのフォロワーさん！？今鳥肌立った！」
「テスト前なんだからクソみてぇな呟きも程々にしろよ｣
「ねぇ亜久津くんちょっと黙ろう！？」
「あとお前ん家の猫良い首輪してんじゃねぇか」
「ねぇ！もうやめて！」
「べったーに上げたやつ保存したぜ」
「…………いっそ殺して」
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