クッキーとココア

□はじまりの気づき
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「ただいま。」

やっと家について部屋着に着替えると、
いままでの疲れがどっと押し寄せて来て
思わずベットへダイブする。






疲れた。
今日はレッスンだけだったけど
朝からだったし、いつもより長かったからか


すごく体が重い。





私でこんなに疲れてるのに、
もも大丈夫なのかな。


帰りにみた小さな背中、

昔は筋肉ももちとか言ってからかってたのに
あんなに頼りなくなっちゃった。



いつもももはなんにも話さないし誰にも重要なことは頼まない。




だからこそ、辛いのを我慢してるんじゃないかなって心配になる。





私がももに冷たいのは、
ももはなにいっても凹まないと思ってるから。

いつもてきとうだし、私がなにを言ったって右から左に聞き流してるんだろうし。


そうゆうところ、やっぱ年上だななんて甘えてた。







けど、最近のももは今にも壊れそうでみていられない。



こんな時ぐらい力になってあげたい。愚痴ぐらい聞くのに





どうして、自分から1人になろうとするんだろう。

どうして頼ってくれないの。










今までの自分の態度を改めて考えると、
私に相談するはずないか
という結論にたどり着いた。

私は
みやとさきにくっついてることが多かったし

もも自体すごく自由人だから
全然喋ることが少なかったし。











今頃になって
どうしてこんなにももが気になるんだろう。





メンバーとして?仲間だから?





ありがとうといいながら笑ったももの顔が頭を流れ、

それを思うと胸が締め付けられるようにいたむ。





この気持ちは…なに?



考えようとして、目をつむると





そのまま心地よく意識が遠のいて

私は眠りについた。
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