魔法界の猫
□5話、非行訓練、メンバー
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名前が談話室へ来ると、何やら掲示板前に一年生が群がっていた
『おはようノット。これは何の騒ぎ?』
「おはよう、名字」
いつも通りソファーで本を読むノットに話しかける
「非行訓練が木曜日に始まるって。
グリフィンドールとスリザリンの合同授業らしい」
『ああ…それで』
「ポッターが箒に振り落とされるのが楽しみだ」
お知らせの前でドラコが嬉しそうに話し続け、周りのスリザリン寮生は同調してクスクス笑っていた
『ノット、一緒に朝食でもいかが?』
「勿論、喜んで」
2人が談話室から出ると、すぐにドラコとパーキンソンが追いかけてきたので、結局4人で大広間へと向かった
梟便の時間になれば、いつも通りドラコに菓子の包みが運ばれてきた
「良いなぁ、ドラコは。ご両親が毎日お菓子を送ってくれて」
パーキンソンが羨ましげにそういえば、ドラコは鼻を高くして自慢話を始めた
ノワールも毎日来るがドラコのお菓子のような物では無く、新聞、稀に手紙が運ばれてきていた
『ありがとうノワール』
ホォゥ…
頭を撫でてやれば、珍しく上機嫌にないた
「名字、後で見せて」
『昼食の時でいい?』
「ああ」
見たがるのはノットくらいだろう
ノットにも新聞は送られてくるが、来ないときは貸すのが日課になっていた
「ポッターのやつ一回手紙が来ただけで、あれから何も運ばれて来ないな」
そう言ってクラッブとゴイルを連れて、グリフィンドールのテーブルへと歩いていった
『好きねぇ』
「イキイキしてるな」