魔法界の猫
□8話、名前、声
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クリスマスの夜、ずっと鏡を見ていると慌ただしく人が動く音が聞こえ、また目眩まし魔法をかけて様子を伺っていた名前
暫くするとドアが少し揺れ、教室内にズルッと何かを引きずる音がしたと思ったら、驚いたような息使いとともに、突然ハリーが鏡の前で姿を表した
あの様子では見られていないだろう
そのまま開いたドアの隙間から出る
誰ともすれ違うことなく寮へたどり着いた名前はベットに潜り込み、疲れていたのか直ぐに眠りについた
起きるともう昼過ぎになっていたが、何もする気が起きない
デスクには未開封のプレゼントが積まさっていた
そういえば、昨日は鏡のことで頭がいっぱいでプレゼントを開けてなかったな
『…』
顔を洗って大広間へ行き、サンドイッチ等を詰めたランチボックスを作って部屋に戻った
送り主が書いて無いものは一応確認して食べ物は廃棄、その他の物は小さくして小箱にしまった
家同士の付き合いもあるので、クラッブ達にお菓子を贈ったが、彼等もお菓子を贈ってくれたようだ
ハーマイオニーからもお菓子の詰め合わせだ
来年は違うものを贈ろう
残ったのは多分ドラコ達だ
普段一緒にいると、プレゼントのラッピングから大体の送り主が分かるものだ
この可愛らしいピンクの箱は間違いなくパーキンソンだろう