乃木坂 短編

□久々の
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明日は2人ともオフということで
若月が泊まりに来てくれる。


ありがたいことにここ最近、
色んなお仕事をさせてもらえるので
お休みが少ない。


そのため休みが被ることがなく
泊まることも、どこかに出かけることも出来なかった。











若月、撮影が終わって21時頃には着くって言ってたのに、


・・・遅いなぁー


折角苦手な料理を若月のために頑張ったのに・・・冷めちゃったじゃんか



時刻は23時になる少し手前くらい。


連絡もないし、事故にあってないといいんだけど




私はテレビと時計の音しか聞こえないこの部屋で、1人ソファーに横になる。














「・・・か、れいか」




ん?いつの間にか寝ちゃってた。


目の前には申し訳なさそうな若月の顔が
ある。



「玲香ごめん、撮影が押してて遅れた」


「・・・遅いっ、連絡くれても良かったじゃん」


「携帯家に忘れてて連絡出来なかった。


ほんとにごめん。」



若月は本当に申し訳なさそうにしていた


折角会えたのに、そんな顔をさせたい訳じゃない。


素直になりたいのに
文句ばっかり考えちゃう自分が嫌になる。

いろんなことを一気に考えちゃって
私の涙腺は崩壊寸前だった。



泣き出す寸前で、ふわっと私の大好きな匂いがした。



抱きしめられてるんだ、私

分かった瞬間、色んな感情が溢れた。



「私、不安なのっ、

若月モテるから嫉妬しちゃうし、不安になっちゃうの。


今日遅いのも、もしかしたらって思うと、心配したいのにそれどころじゃなくなるのっ!」







「そっか、不安にさせてたみたいだね?



・・・でも大丈夫だよ?



私は玲香しか好きじゃない。




仕事終わって真っ先に会いたいって思うのは玲香だけなんだよ?




私はどんな玲香でも、好きだよ!」



「っ//」



「だから、これからもずっと一緒にいて?」







すぐヤキモチ妬いちゃうし、泣き虫だけど


これからもずっとそばにいて


一緒に笑って、泣いて


いっぱい思い出、作っていこうね?





「私も、若月のこと


大好き!!」
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