欅坂46 短編

□天然ちゃん
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オダナナ視点






今日はまだ、もんたが来てないので
静かに読書ができると思い
最近読めてなかった本を読んでいる。




「「だにーー!」」




どこかから私を呼ぶ声が聞こえてきたけど、
一旦無視する。



「だにーってばー」



・・・もう1回呼ばれた時には両サイトから
欅坂46の天然ツートップが抱きついてきた。


抱きつかれた時、私より目線が下だから
必然的に上目遣いになる。



うん、かわいい




「ねぇだにーブルゾンやってー?」


「だにー、今日電話していい?」


「あ、サンシャインもやってー!」


「ねぇ、電話って1時間はダメなの?」





・・・前言撤回、交互に違うことを話さないでくれ。


助けを求めるため、周りを見回したら
志田理佐に目をそらされた。


くそ、あいつらこんな時ばっか



そんなことを考えていると
私を挟んだまま、会話が行われてた。


「なーこちゃん、このオムライスおいしそー!」


「ほんとだ、今度ここにいこーよ」




間に私がいるのに、気にしないところはさすが


っていうか、仲いいなこのふたり
ブログでも話題が多いし。



「最近、なんかもっと仲良くなったよねー?」


「?だれが?」


「なーことぺーだよ、よくご飯行ってるし」


「んー?まぁ、付き合ってるしねー」






へぇー?2人付き合ってるんだー?







ん?付き、合ってる?



誰と誰が?



なーことぺー?






「え!!??聞いてないよ!

いつから?」



危うくなーこの爆弾発言に気づかないところだった。


「ん?いつからだっけ?覚えてる、なーこちゃん?」


「えーとね、



・・・いつだっけ?忘れちゃった」





・・・おいおいおい、さすが天然2人が揃うと
こんなことになるのか、でも記念日くらいは覚えとこーよ。



あれこれ聞いてみたけど、
殆どのことを覚えてなかった。


若干諦めの境地に入っていたら
スタッフさんになーことぺーが呼ばれた
次はあの2人の撮影らしい。



2人が撮影に行って、一気に静かになった。



私はさっきの衝撃がデカすぎて、行ったん頭の中を整理中




そっかー付き合ってるのかー
だから最近よく遊んでるんだー


今度もう1回聞いたら思い出すかな?





・・・無理だろうな、あの2人だと



一人で自己完結をし、再び誰に邪魔されることなく本を読み始めた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーー
撮影に行く途中の2人

「なーこちゃん、ほんとは覚えてるでしょ?」

「んー?なんのことー?」

「・・・私たちが、付き合った日」

「ちゃんと覚えてるよ?
だにーの顔、面白かった」

「んん、そうだね?」





天然2人に弄ばれたオダナナ
・・・頑張れ

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