short2
□Amaranth
1ページ/1ページ
高過ぎるヴァーリ様の背は
寄り添う私がどんなに上目遣いにしてみても
その硬質に整った貌を見ることも出来なくて
自然に私は顔を上げる
ヴァーリ様を見ていたくて
ヴァーリ様を近くに感じたくて
「どうした」
低くやわらかい声
弧を描いた薄い唇
そうして見上げていた私の唇に
……ヴァーリ様の唇が静かに舞い降りた
BGM:尾崎亜美
.
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ