文スト〜黒の時代〜
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〜織田作視点〜
太宰に付き合わされたかえり道だった
公園のベンチで寝ている女が居た
治安が悪い場所で寝ているのは危ないと思い
織田作「おい 起きろ」
と肩を揺さぶるも『〜まだ眠い…』と言いなかなか起きてはくれない
どうしたものか…
仕方がないので起きるまで待つことにした
二時間後
『〜よく寝た…(゜ロ゜)
(ななななっ!織田作!
えっ!?何で嘘!
まさかトリップしちゃった!?)』
と心の中はパニック状態に…
織田作「起きたのか」
『えっ あ…はい…(ヤバイ!ヤバイ!カッコいいよ!)』
織田作「こんなところで寝ていると危ないぞ 家まで送る」
『えっと…(家がないなんて言えない!どうしよう(汗))だっッ…大丈夫です!』
と言い逃げしようとしたが彼の異能力は天衣無縫 5〜6秒先の未来が見ることができる
言わなくても分かると思いますが
呆気なく捕まりました 手首を…
『あの…何か…?(汗)』
織田作「家まで送る」
『いや…見知らぬ人に送ってもらうのはどうかな…と…』
織田作「織田作之助だ」
『(゜_゜)?』
織田作「これで見知らぬ人ではないだろ?」
『…(イヤイヤイヤ!そうじゃないでしょー!)名前言われても見知らぬ人に変わりはないかと…(汗)』
織田作「?」
『…(?じゃねぇー!)
とにかくご親切にありがとうございました でも一人で帰れるので…』
手首はいつの間にか離されていたので公園を出るため歩き出すが…
公園から出ても着いてくる
右に曲がりまっすぐ進み
さらに左を曲がるも
早歩きしても 走っても着いてくる
『はぁ…あの何で着いてくるんですか?(織田作に付きまとわれるとかヤバイからぁぁぁ!)』
織田作「危ないから家まで見送る」
『─(どうしたら…そう言えば私名前言ってないし適当なマンションで
ここ私の住んでる所です的な事を言えば…イヤイヤイヤ バレるよな!)』
頭を抱え悩むと
織田作「大丈夫か?」と心配された
もう諦めて言うか!
『ぁ…の…ですね…』
織田作「ああ」
『私…実は…
家が…無いんです!』
織田作「やっぱりか」
『はい…やっぱ…り…か…えっ!
気づいてたんですか!?』
織田作「公園を出た後から そんな気はしていた」
『…』
織田作「その様子だと行く宛はないんだろ」
『…はい…』
織田作「俺の家に来るか?」
『えっ?』
織田作「嫌か?」
『嫌かとかでは…その…良いんですか?』
織田作「ああ構わない」
『…宜しくお願いします』
織田作「ああ」
歩きながら自分がまだ名前を言っていなかったのに気付き『猫塚 未唯です』と自己紹介をした
織田作は『未唯』と呼び
未唯は『織田作』と呼び合うことになった
続く