七つの大罪
□炬燵と蜜柑 メリバン
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ある朝の事、メリオダスとバンは炬燵の中で寛いでいた。
「やっぱ、炬燵は最高だわ〜♪」
「買って正解だったろ?」
「あぁ♪ ずっと炬燵の中に居てぇ〜♪」
「まぁ、その気持ちは分かるがそうも言ってらんねぇだろ? 仕事もあるしな。」
「今日は仕事も休みだから1日のんびりもしてられるけどな!」
「まぁな〜♪ だんちょ何か食いモンねぇ?」
「あるぞ! 炬燵と言ったらやっぱり蜜柑だろ!」
メリオダスはそう言い、蜜柑を取り出した。
「...そうなのか?」
「あぁ! バンさん知らなかったのか?」
「いや、知らねぇ♪」
「じゃあ、蜜柑の食い方も知らねぇか?」
「あ? 食い方って普通に皮剥いて食うんじゃねぇの?」
「それじゃあ、普通過ぎるだろ?」
「...逆に普通じゃねぇ食い方って何だ?」
バンがそう聞くとメリオダスは蜜柑の皮を剥き、バンの口元に蜜柑を持っていった。
「はい! バンさんあ〜ん。」
「はぁっ!? そういう食べ方するもんなのかよっ!?」
「俺の中ではこういう食べ方が普通だと思ってたんだが変か?」
「...変つーか、その食べ方って男と女がやるもんじゃねぇのか?」
「別に男と女じゃなくても、恋人同士なら問題ねぇだろ?」
「...つーか、食べてくれねぇの?」
「...いや、食うけどよ///」
「///あ〜ん... んっ、この蜜柑うめぇな♪」
「だろ? 美味い蜜柑を選んで買って来たからな!」
「俺にはやってくれねぇの?」
「俺もやんのかよっ!?」
「もちろん! 俺もやったしな!」
「...///だんちょ、あ〜ん///」
「あ〜ん、やっぱうめぇな!」
「/////」
「...所でバンさん顔が赤いが大丈夫か?」
「べっ別にっ、何でもねぇよ!!///」
(まさか、俺までだんちょにあ〜んなんてすると思わなかったんだよ///)
「そうか? なら良いけどな!」
「だんちょって唐突な事するよな♪」
「まぁ、バンさんを驚かせてみたいからな!」
「そうかよ♪ ったく、だんちょには負けるぜ♪」
「当たり前だろ! バンさんが俺に勝とうだなんて100年早い!」
「やっぱ、だんちょはサイコーだわ♪」
終わり