七つの大罪

□炬燵 ヘルキン
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ハーレクイン、寒くないかい?


オイラは炬燵に入ってるから寒くないよ。


オレっちだって炬燵入ってるけど寒いんだよ!


...何でそんなに寒いのさ?


だって...ハーレクインの正面に座ってるから。


...えっ? どういう事?


だからっ! オレっちはハーレクインと一緒に炬燵に入りたかったんだよっ!


...もう一緒に入ってるじゃないか。


違うっ! 確かに一緒には入ってるけど入り方が違うっ!


...どう違うのさ?


ハーレクインを膝に乗せて炬燵に入りたいっ!


オイラ、猫じゃないんだけど…


そうじゃないって! ハーレクインはオレっちと付き合ってるでしょ!?


まぁ、付き合ってはいるけど…


ハーレクインの反応が微妙で寂しい!


ごっごめん。ヘルブラム。


オイラ、こういう時どういう反応して良いか分からなくて...


いや、ハーレクインは悪くないよ。
オレっちがちょっと意地悪だっただけだよ。


ヘルブラム...こっちに来て良いよ。


ハーレクイン...本当に良いのかい?


うん。良いよ。
でも、オイラ重いかもよ?


そんな事ないよ!
ハーレクインは軽過ぎるぐらいだよ。


そうかな?
ヘルブラムがそういうなら良いけど。


うん。
ハーレクイン、一旦炬燵から出て来てくれないかい?


分かった。
それで、オイラがヘルブラムの膝に乗っかれば良いの?


そうそう。
そのまま、オレっちに背中預ける感じで良いよ!


ん。
ヘルブラム、暖かいね。


だろ?
ハーレクインも暖かいよ。


ふわぁ〜あ。
...何だか眠くなってきたよ。


オレっちも...眠くなってきた。


このまま...寝ても良いかな?


良いよ。
おやすみ、ハーレクイン。


おやすみ、ヘルブラム。

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