降谷零

□一番星
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降谷「…」イライラ

部下,風見「汗」

仕事中ずっとイライラしている上司を見て一体どうしたんだ!と心の中で思っていたが誰一人として口にはしなかった

しまいには「すまないが 用があるから先に上がる」と言い帰ってしまった



降谷は車に乗りエンジンをかけ
向かう先は梅夜が住む家

職場から数時間
玄関の鍵を開けようとしている所だった

急いで車を降り鍵をかけて後ろから抱きしめると「!?離してください」と大きな声で早く離れようとしているが俺の力に勝てずなかなか抜け出せないでいる姿は可愛い!と思ったのは秘密だ

降谷「話がしたい」

「話すことなんかありません!」

降谷「俺はある」

「私はありません!」

降谷「梅夜の事を調べた」

「ッ」

降谷「何も出てこなかった
偽名かとも思った




信じれないと言ったが…

言い直す


俺は梅夜の言葉を信じようと決めた だから会わないなんて言わないでくれ 俺から離れないでくれッ」

降谷は震える声で話す

「ッ…分かりました
想いは伝わりましたから
離れてください」

降谷「…ああ…」

「ん…でも「離れないでくれ」と言った言葉は約束はできません」

降谷「ッ…嫌いになっ「違います!トリップ前に言われたんです。この世界で恋人もしくは結婚した場合は元の世界に帰れなくなると だから降谷さんの気持ちに「帰りたいのか?元の世界に」

「そうですね…はっきり言うと分からないんです…」

降谷「この世界にいれば良いじゃないか」

「降谷さん?」

降谷「友達や家族に会えなくなってしまうが俺は梅夜にこの世界にいてほしい 帰ってほしくないんだ
我が儘を言っているのは分かってる
だが俺は梅夜が好きだ
いや愛してる 俺の側にいてくれないか」

真剣な眼差しに言葉がなかなか出てこない

やっとの思いで出した答えは

「考える時間を下さい
長くなるかもしれませんが…」

降谷「ッ…わかった」

「ごめんなさい」

降谷「いいんだ 梅夜
ここに来て良いか?」

「ん…」

合鍵を渡す

降谷「!いいのか!」

「要らないなら「いる!」と嬉しそうに合鍵を握りしめる



続く
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