安室透

□7日目
1ページ/1ページ


安室さんの助手席に乗り数分

無言…

怖いです…

私から喋るのも何を話して良いのか分からず一言も喋りません

安室さんも喋らない…と思っていたら


安室「雫さんは沖矢さんの事をどう思ってるんですか?」

「どうとは…?」

安室「…好き…とか…」

「好き…ですか…今日会ったばかりで
紹介して頂いたばかりなので分かりませんが…優しいし方だとしか…」

安室「…そうなんですか」ニコッ

「はい…」

又もや無言になる…


ようやく住んでいるアパートに着き
お礼を言い降りようとしたら手首を捕まれた

「安室さん?」

安室「雫さん」

「?はい」

安室「僕は貴女の事が好きです」

真剣な眼差しで言われる

「えっと…(いきなり好きって!)
私たち…まだ会ってから一週間もたってないですよね?
それに…安室さんも私も…まだ…お互いの事をよく知りませんし…」

安室「一目惚れしたんです
貴女に会ってその日に
確かに貴女は僕の事をよく知りません…ですが僕は貴女の事をよく知ってます(公安の仕事柄 色々調べたからな!)」

「ッ…し…しって…る…って…?(何で?何を知ってるの?)」

安室「安部 雫さん
25歳 身長155aで体重47`
一人の時間が好きで,人が集まる場所が嫌い 虫が苦手で家族構成は
父親と祖母 そして1人の姉とペットを飼っている 今は仕事の関係で近場からの勤務のほいがいいとのことで親に駄目元で頼み込み現在のアパートに独り暮らしをしてい…


どうして逃げようとするんですか?」ニコッ

「離してください!(何でッ…ストーカー!?怖いッ 早く逃げないといけないのにッ!)」

安室「逃げないでください
僕はこんなに貴女を想っているのに(怖がる雫も可愛いな)」

捕まれていた手首をギュッと力強く掴む

「いたッ!
安室さん痛いッ…」

安室「逃げないなら離しますよ」ニコッ

「ッ…私のアパートに…着きました…」

安室「ええ 知ってますよ(帰したくない だが…まだ一緒に居たいのは俺だけなんだな)」ニコッ

「なら離してください」

グッと力を入れ逃げようとするも
男の力には勝てない

安室「僕はまだ一緒に居たいです
家にお邪魔してもいいですか?」

「今日は疲れたので…休みたいので…」

安室「…どうしても駄目ですか?」

「はい」

安室「分かりました…今日は諦めます 」

ホッとすると唇と唇が重なる

「ッ!?」

ビックリしビンタしようとしたが
反対の手首も捕まれて両方の手首を捕まれる

離れていた唇が再び
今度はベルトをいつの間にか外していた安室さんが雫に覆い被さると座席をうしろに下げる

「ンンッ!(やめて!)」

手首は捕まれていたため動かせず
抵抗できず涙ぐむ

安室「雫さん 好きです」

首筋に吸い付かれ

「イッタっ…」

安室「キスマーク…誰にも渡しません 僕だけの物です」

「ッ…私は…あなたの…物じゃありません…」

安室「いいえ僕だけの物です」ニコッ

今度は抱きしめられ耳元で囁かれ
ゾクッとする


安室「今日は帰ります
おやすみなさい」

エスコートされ車から降りる

安室さんを見送り私はアパートに向かい歩く
玄関を明け中に入ると玄関で足の力が抜け座り込む

「ッ…(なんなの…どうしてこうなったの?)」

今日は帰りますって明日また来るって事なの?

どうしたら良いの?

暫く泣き落ち着いてからお風呂に入り眠ろうとしたが一睡もできないまま朝になる


続く
次の章へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ