安室透
□9日目
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安室「目が覚めましたか?」
ベッドから抜け出そうとしているのに気付き声をかける
「っ…」ビクッ
安室「そう怯えないでくださいよ」
「っ…最低です!」
安室「雫さんに渡したいもの…正確には書いていただきたいものがあるんですよ」ニコッ
出してきたのは婚姻届だった
名前の欄には安室透では無く降谷零と書かれていた
「降谷零…?」
降谷「そうだ
俺の本当の名前は降谷零だ
今は言えないがいつかは必ず話す
だからここに署名してくれ」
「ふざけないでください!」
降谷「ふざけてない 早く書け」
ペンを持たされ目の前に置かれた婚姻届に署名するよう言われるが無理矢理すぎる
好きでもない男と結婚するなんて嫌だ!と思い「私は貴方の事好きじゃありません!結婚するなんて嫌です!」とはっきり言ってやるが…
降谷「今は好きじゃなくても
これから好きになっていけばいい
いいから早く署名しろ(怒)」
「嫌です!
私は好きな人と結婚して幸せになりたいんです!貴方とは結婚しません!
ストーカーと結婚するなんて嫌です!」
降谷「そこら辺のストーカーと一緒にするな!」
「そこら辺のストーカーと一緒にするなってなんですか!同じですよ
ッ…ちょっと何するんですか!」
持っていたペンに手を重ねて無理矢理婚姻届に書かせようとする
どんどんペンが署名欄に…
「嫌です!」
グッと力を入れる
降谷「早く書け!」
負けじと力を入れる
字がヘナヘナ?になるが署名欄に名前を書かされると取られ破られる前にさっと婚姻届を取りしまう
満足した降谷は脱ぎ捨てていた服を着て婚姻届を入れた封筒を持ち「外では透と呼べ 家では零って呼んでくれ 後、今から婚姻届を提出してくる」と言いスタスタと歩いて玄関に行ってしまう
「待っ…イッタッ…(腰が!腰が痛くて歩けない!行ってしまう!このままだと籍を入れてしまうことにッ…)」
間に合わず降谷はマンションを出ていってしまい結果…降谷零と籍を入れ
夫婦になってしまった
両親にも話してないのに…
交際すらしてないのに…
今日から私は降谷 雫になってしまった…
続く