降谷零

□一番星
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あれから1週間がたつが
安室さんは毎日家に来る

その1週間の間に安室さんの私物も増えていく一方だった


今ある物は
コップ
歯ブラシセット
衣類

そしてパソコンは置いてはいかないが時々持ってくる

「…私物増えてませんか?」

安室「いいじゃありませんか」ニコッ

「くっつきすぎです!」

顔を真っ赤にする

安室「フフッ 可愛いですね照れた顔」

ギューッと顔を肩にくっつける

「なっ!
もう知らないです!(怒)」


安室「そう怒らないで下さい
可愛い顔が台無しですよ」ニコッ

「ムスッ」

頬を膨らましていると
つつかれる

安室「今からご飯食べに行きませんか?」

「安室さんといると周りの女性からの目線が怖いので却下です SNSで炎上しますから」

安室「できたら僕が手作りしますね
家デートです」ニコッ

「デート…ですか?」

安室「はい!なんなら一緒にご飯作りますか?共同作業です」ニコッ

「私の家ですから手伝います」

あくまで私のを強調すると
笑いながらも「はい愛の…共同作業ですね」とふざけた事を言われイラッときたのは秘密だ


安室さんとご飯を作りはじめて数時間出来上がり皿に綺麗に盛り付けていくのを見て上手い!と思ったが言わなかった


テーブルに運び座り
「頂きます!」と手を合わせて一口食べる

「美味しいです!

毎日食べたいくらいです!」

と黙々と食べる


安室「僕と結婚したら毎日食べれますよ」ニコッ

「その手の言葉にはのりませんからね」モグモグ

安室「ガードが固いですね
どうしても駄目ですか?」

「駄目です」

安室「理由を聞かせて下さい」

「理由ですか?」

安室「はい
1週間一緒に居ましたが
梅夜さんは僕の事嫌いではありませんよね?むしろ僕の事が好きなんじゃありませんか?」


ドキッ!

「どうしてそう思うんですか?
安室さんの気のせいじゃありませんか?思い込みですか?」

安室「はじめは気のせいかと思いましたよ ですが気のせいではないようで」ニコッ


グイッ!

ギューッ!

「あ!安室さん!?(///∇///)」

ドキドキと心臓の動きが…心拍数が早くなる

安室「今顔が赤いですよ
それに心臓の動きも早くなってますよ 」

「それはッ…抱きしめられたことないからで…!」

安室「恋人が居たことがあったのにですか?」

「手を繋いだり…キスしたりはありましたけど…抱きしめられたことはないです」

安室「…」

チュッ

「!?」

顔を真っ赤にする

ドキドキ ドキドキ

安室「キスしたことあるんですよね」

「ッ…」

安室さんには敵わない

「…き…で…す…」

安室「梅夜さん?
今なんて?」

「だから…その…












好き…ですよ!」


安室「!なら何故僕と付き合ってくれないんですか?」

「それは…理由が」

安室「理由とは何ですか?
僕には言えないことですか?」


「言ったとしても信じてもらえないから!」

安室「話してください
信じるか信じないかはそれからです」



「ッ…無理です!絶対に信じてもらえないから!」

安室「話してください」

真剣な眼差し

「ッ…」


覚悟を決め全てを話した

安室「…」

安室さんは黙ったままだったが

安室「僕の正体も知ってるんですよね?」

「はい
降谷零さん 29歳 警察庁警備局警備企画課
安室透では喫茶探偵 バーボンは組織での探り屋 部下は風見裕也さん
赤井秀一さんにはスコッチの件で因縁がある…ですよね」

降谷「そこまで知られているとは
どうやって調べたんだ」

「ッ だからトリップ「それを信じろと?」


ああ…だから話したくなかった
話したら…

「すみませんが帰ってください」

降谷「どうやって調べたか話したら帰る」

「だから話したくなかったんです!」

立ち上がり玄関まで走る

降谷「待て!」

靴を履き玄関を出て逃げる

後ろからは安室に切り替え「待ってください!」と追いかけてくる

人通りが多い道を通る

「ハァハァッ!」


チラリと後ろを見ると姿はなく
疲れたため歩く



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