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□正義と悪
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いま、わたしの前には
地面に倒れ込んで血を流している
人間がいた

大量の血を流しながら
私を怨むかのように睨んできてる
それが面白くて笑ってしまう
そんな時に可愛らしい声が路地裏に響いた

「あ〜!面白そうなことやってますねぇー!!」
『あっトガちゃん』

彼女はトガヒミコ、トガちゃんは
わたしの可愛い可愛い彼女です

「素敵でかぁいいかぁいいどくちゃんが
この人の血でベトベトしててさらに
素敵になってますねぇ!」
『可愛いのはトガちゃんだよ』
「どくちゃんですよ?それより
この人はヒーローですかぁ?」

トガちゃんは可愛らしい笑顔で
倒れている人間、ヒーローに近づき
しゃがみこむような姿になった

『そぉだよトガちゃん、ヒーローだよ
あぁそうだ、こいつがもっと血を
流がす為にどんなことをしたらいいかな?』

わたしがそう問うと、トガちゃんは
んーと可愛らしい笑顔でくちびるに指をつけてから
そんじょそこらにいる普通の女子高生の様に
無邪気な笑顔でナイフを取り出して
ヒーローの心臓目掛けてぶっ刺した

「がっ…!」

血を吹いたヒーローにトガちゃんは
何回も何回も違う所を刺したりしてる
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