異能者男勝りの娘と戦国BASARAさん達
□取り合い
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翌朝、昨日と同じように佐助が起こしに来て皆とご飯を食べる。
小十郎達と一緒に食器を片付けて一息つく。
相変わらずゲームをやっている政宗達をテーブルに座って眺めていた。
『さーて、今日はどうしようかな‥あっ、慶次の服を買いに行かないとか?』
「それなら問題ない、昨日少しサイズが違うのを買っておいた‥本人が気に入らないようならまた買いに行けばいい」
『そっか、ならいいか‥』
小十郎がテーブルにコーヒーを淹れてくれたのか置いてくれる。
それに礼を言って一口飲んでぼーっとしていた。
ふと、隣に小十郎が座ってきて話しかけてきた。
「卯月‥足の方は大丈夫か?」
『うん、綺麗さっぱり消えたよ』
「それならいいが‥」
『小十郎は私を心配しすぎだってこの家にいる限りは一応安全だからさ、ね?』
「家に居ても心配するに決まってんだろ‥お前は無防備すぎる」
『ん?なーに?』
心配そうにしてくる小十郎に微笑んで言えば顔をそらして小さく言うので聞こえず聞き返した。
「卯月ちゃ〜ん、ゲームしよーぜ」
「‥ほら、片付けといてやるから行ってこい」
『はいはーい‥ありがとう、コーヒー美味しかったよ』
「おぅ‥」
ソファーに居る慶次からの呼び出しに小十郎には、はぐらかされてしまうが再び礼を言って慶次達の方は行った。
「hay!卯月今日こそはアンタを負かしてやるぜ!」
『はいはい、それは蓮に勝てたら言って下さいね』
【伊達の旦那‥まだ前田の旦那達の方がうまく立ち回ってんぜー?】
「Shut up!オレはまだ本気を出してねぇだけだ!」
「政宗殿!その言葉はもう聞き飽きましたぞ!」
『あはは、いつ本気を出すんですか?』
ソファーは満員でテレビの横に居る狐姿の蓮の隣に行こうと3人の前を通ると突然、腕を引かれ誰かの膝に座らされる。
「卯月ちゃんはここに座りなよ〜」
『け、慶次!?嫌ですよ、落ち着いてゲームが出来ないから離して下さい!』
「ま、前田殿!しし、真剣勝負の場でははは、破廉恥なあぁ!!」
「卯月、前田の膝が嫌ならオレのところに来いよ」
『そーゆう事じゃないですから!ちょっ、慶次は足を撫でまわさないで下さい!蓮、蓮!助けてよ!』
【あー?おれは疲れてんのー自分でどーにかしなー】
身体が収まるように抱き込まれて上を見上げると嬉しそうな慶次の顔、幸村は横で叫び顔を真っ赤にしていた。
私は離してもらおうと慶次の腕を叩いているとその腕を政宗が掴んで顔を近づけてくる、それを良いことに慶次は太腿を撫で回して来るのでどうしようもなく蓮に助けを求めるもめんどくさそうにしていた。