七つの大罪

□5話
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「本当に大丈夫か…?
森に入って3時間は経つぜ」

私たちが今いるのは白夢の森。

霧が多くて前が見えにくいのもまた事実。

「そうね。
メリオダス様、本当にこの森に七つの大罪は隠れているんですか?」

「多分」

「確たる証拠もなしに来たってのか!
あのなぁ、この森にはとんでもない怪物が出るって噂が…」

「きゃあ!」

「ん!?」

『どうしたの、エリザベス』

「何かが私のお尻を!」

「安心しろ、俺だ」

「なぁんだ」

『エリザベス、ダメだよ。安心しちゃ』

ん?
今メリオダス…

「それは置いといて。
いちお、根拠ならある。

この白夢の森は見たとおり馬での移動は困難だし、方向も見失いやすく、猟師や旅人も迂回する森だ」

「確かに!
身を隠すにはもってこいですね!

って、あれ?」

エリザベスは自分のお尻に違和感を感じる。

『どうしたの?エリザベス』

って大体わかるけど。
何のつもりなんだか。

「い、いえ!」

そのあと色々考えるエリザベス。
あとで殴っとくからね。

「神経質な豚は嫌われるぞ」

『って、あれ??

ホークがいっぱいいる』

メリオダスは無言で一掃した。

『容赦ないって、あれ?』

エリザベスのそっくりさんもいる。

「私が本物です!」

「私です!!」

「メリオダス様!!」

流石にエリザベスでもイラっとして来たなぁ。

「よし。誰が本物かな。
今から俺の言う通りに動くこと。

恥じらいの顔で俺の名前を呼ぶ」

「「「「メリオダス様〜ー」」」」

「おっぱいを揉め」

『おい、辞めろ。
そろそろやりなよ。
このためでしょ、あんたが取ったのは』

「ありゃまあ。
気づかれてましたか!」

ー帰れ。
ーここから先は通さない。

『ほら、なんか言ってるしさ』

「思いっきりジャンプしろ!」

全員したと思われたが1人だけ

「ごめんなさい、無理です!!!」

見つけた。

メリオダスはそれ以外のエリザベスを一掃する。

出て来たのはー

「ハイドアンドシーク!」

「追うぞ!」

「は、はい!」

「あ、そうだ。
これ返す」

そう言ってエリザベスのパンツを渡す。

「じゃあ、メリオダス様が!」

『このためらしいから許してあげて』

「気づいてたんですね!?」

『ごめんね!
後で殴っとくから。

…何か用?』

そこにいたのはー

『…私?』

もう1人の私がいた。
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