本置き場

□愛の証
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モモ「みーたん首元蚊に噛まれてんで」

サナ「時期遅ない?」

ミナ「これこの前
油で火傷しちゃって……」

モモ「えっ大丈夫!?」

サナ「油ってそんなとこまで飛ぶんやな」

ミナ「う、うん2人も気をつけて……」


モモ,サナ「いや別に料理しやんしな」



ミナ、サナ、モモの3人が楽しそうに話してる

日本語でしかもスピードが早いから
何言ってるかまではわかんないけど
なんだかミナが楽しそう

あと隣で聞いてるダヒョンも楽しそう
なんであんたが楽しそうにしてんのよ……

日本語を理解できる羨ましさと
ダヒョンの学習力の高さと
恋人の話に混ざれないモヤモヤを隠して

ナヨン「ミナ〜?ちょっといい?」

なんて言って部屋に連れていく



ミナ「オンニ?」

少し震えてる彼女

なんだ
今からされることわかってるじゃない。


ナヨン「楽しそうに話してたわね」

ミナ「そんな事ないよ……」

ナヨン「じゃあ何話してたの」

ミナ「首元のこれ……誤魔化してた」


あ、なんだ仲良く話してたのかと思った


まぁわざわざここまで来たんだし…

いいよね?

ナヨン「じゃあもう1つ増やしてあげる」


ミナ「だ、駄目!
もう言い訳できなくなる!」

思いっきり抵抗する彼女

ふぅん……
そんなことするんだ?


ナヨン「ミナ
あまりオンニを怒らせない方が
いいんじゃない?」

耳元で呟くと大人しくなる

耳が弱いのか私が怖いのか……どっち?

まぁそれはいいか

ナヨン「いい子ね」

大人しくなったミナの首元に口を近づける


ナヨン「いただきます」

ミナ「……っふ……ゃめ……オンニぃ……」

くすぐったいのか
身をよじって私をどかそうとする

そんな細い腕じゃ無理でしょ


今日は首元に紅い花を1つ
獣に噛まれたような跡を3つ残した
私だけがつけられる愛の証明

数百回の好きよりも
きっとこっちの方が愛が伝わる


そんな気がする


ねぇ最終的に貴女が
私を受け入れるのもそれが理由でしょ?



ナヨン「紅も似合うわね」


ふくれっ面の彼女をよそに呟くと

ミナ「そんな事ないよ
オンニはとっても赤が似合うけどね」

って


ナヨン「そう?」

ミナ「うん
オンニが赤を身につけてるの綺麗だし
好きだよ」

あぁ酷いことをされても私を好きだと
綺麗だと言ってくれるのか


なんていい子なんだろう。


ナヨン「愛してる」

ミナ「うん、私もだよ。」


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