長編
□戦国の世
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痛っ‥
ーーもう、なんなの？ 急に降り出した雨、突然の落雷‥足ひねっちゃった。
うーんなんとか歩けそうたんだけど‥何？この煙‥火事？
ゲホッ ゲホッ
目も痛い‥
って言うかここどこ？
あれ？
人が倒れている！
「大丈夫ですか⁈」
「私に捕まって下さい！」
「うっ‥」
「しっかりして！」
なんでこの人甲冑なんて着てるの？役者さんかなぁ‥
手探りでやっと外に出る
はぁはぁ‥
振り向くとお寺の様な建物が業火の中にあった。
「よかった…」
「…っ」
はっ！
「もう大丈夫ですよ」
肩を貸した人を地面に下ろすとぬるりとした感触があり手を見ると手に血が広がっている。
！！
血⁈
この人怪我してる！
ど…どこ⁈
「ちょっと貴方怪我してるの？大丈夫？救急車呼ぶから待ってて！」
バックの中の携帯を取り出すがそこには
圏外
「ええ〜」
「う‥き‥貴様‥何者？」