TWD 短編

□ドッキリ
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「俺は…時雨のことが好きだ。だが、いつでも側に居てくれると、俺を待っててくれると甘えて蔑ろにした…すまねぇ」


「…」


「その……悪かった」

そういって抱き締めた時雨の体は何だか細く小さく感じた



「私も…ごめんなさい」



謝られてさっきのことを思い出す


「グレンは一発殴らねぇと気がすまねぇ」

そういって歩きだすと後ろから時雨が抱きついてきた


「まって!!待ってダリル!勘違いなの!ドッキリなの!なにもしてない!」


「んなわけあるか!現にあいつは…」




「ストーーーップ!」



グレンとダリルの間に入ったのはマギーだった


リックはなんてことだ…と呟いて頭を抱えてる










その後キャロル発案の作戦だった事を聞かされ
時雨の頭に拳骨を落としてやった

「〜!!!いったぁぁぁい!!」


「痛くしてんだよ」


「グレンにも怒られてリックにも怒られてダリルにも殴られて…うわぁぁああん!!!」

そういって泣き出した


「当たり前だろ!見ただろあのダリルの顔!俺は殺されるとこだったぞ!だからあの時勘弁してくれって言ったのに…」

「今でも殴りてぇ」

「やめてくれダリル…」



その光景にキャロルとマギーは爆笑
あとからやってきたローリとベス、ハーシェルまで大笑いしていた



「もうダリルなんか嫌いだっ!!!」


そう言った泣き顔まで可愛い女の後頭部を引き寄せ

「俺は好きだ」


唇を触れさせた



end


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