MGS小説
□act.9 「捜索開始」
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スネークはエヴァとオタコンに目配せをしてから無線のスイッチを押し、誰だ?と言った。
???<らしくないなぁスネーク。
スネーク「お前は…。」
???<話は聞かせてもらった。
忘れたか?シャドーモセスでお前に言った言葉を。
スネーク「「反省はしても後悔はするな」ということか。」
???<そうだ。後悔ばかりしていては戦場で生き残れない。
そういった心の迷いが戦場で命取りになるのを知らないお前ではあるまい?
スネーク「ああ。」
???<余計な事は考えるな。
兵士として戦場にいる限り、兵士が信じて良いものは任務だけだ。
任務だけを考えろ。
そこで無線は切れた。
スネーク「ありがとう…マスター。」
エヴァ「誰だったの?」
無線が切れたのを確認してエヴァは聞いた。
スネーク「マスターだ。シャドーモセスの時、無線でサポートしてくれていた。」
それを聞いたオタコンは驚きながら言った。
オタコン「えっ!でもマスターの正体は…。」
スネーク「オタコン!
…今のはマスターからの通信だった。」
オタコン「…わかったよ。」
やれやれといった感じに溜め息をつきながらオタコンはそう言った。
エヴァ「??」
トラックは市街地の明かりへと消えていった。
オセロット「もしもし。
はい。
私です。
トラックに発信機をつけることに成功しました。
…ただ、それを使って何者かがスネークに連絡を取ったようです。
はい。
わかりました。
そいつは私が調べておきます。
はい。
全てはあなた方の望むままに動いています。
はい。
わかりました。
では。
CIA長官。」
ピッピッピッ
オセロット「もしもし。
ああ食事中でしたか。
スネーク達がそちらへ向かったようです。
はい。
恐らくエヴァも一緒に行動しているでしょう。
如何致しましょう?
ええ。
大丈夫です。
奴らはまだ気付いていません。
いえ。
またあなたと共に戦える。
それが嬉しいのです。
はい。
ゼロは例の場所に。
わかりました。
では。
失礼します。
元FOXHOUND総司令官殿。」