BASARA小説

□おかえし。
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「まぁあさぁあむぅうぬぇえどぉおのぉぉぉお!!!」
「煩い!」


ばこん、と小気味良い音が城に響いた。俺はその事に満足する。真田幸村
は叩かれた頭を抑え、涙目になりながらも俺を見て微笑んだ。Ha,くだらね
ぇ。笑った真田幸村を見てホッとした俺自身に苛々した俺はもう一度頭を
叩く。蛙の潰れたような声がした。


「二度も叩くなど!某は何もしてないでござる!!」
「Nonsense!ふざけてんじゃねぇぞ真田幸村ァ。誰の所為で鼓膜が破れそう
になったと思ってる!」
「某ではござらぬ!」
「てめぇだよ!」
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