新世紀エヴァンゲリオン

□第弐話 還るモノ、還らざるモノ
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言葉は何もなかった。




言うべき事も、言わなければならない事も本当は沢山あったはずなのに…










でも…





見つからないんだ







何を話して良いのか分からない…












隣りに座る彼も何一つ発せずに、ただ


夕陽なのか、朝日なのか分からない、いやそもそもあれは太陽なのか月なのか…


そんな疑問に彩られた天体を眺めていた。






紅く照らされた彼はやはりこの世の者とは思えない雰囲気を纏っている。







だから






余計に声を掛けることが出来なかった…



















「う…んっ…」






アスカの声が聞こえて様子を窺い見る。




  
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