リクエスト

□毎日がデート
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ささやかな日常も


二人でいれば


輝くから



―毎日がデート―



「じゃあ、これ、よろしく頼むわね」
「ああ」

ジュディに買い出し用のメモを渡される。
なぜか、やたらいい笑顔と一緒に。
それを受けとると、

「じゃ、頑張って」
「お気を付けて」

…何に気を付けるんだ?
リタやエステルにも妙な笑顔を向けられた。

「いってらっしゃ〜い!」
「おー」

相変わらずカロルは元気だった。
そこに特に含みがあるようには感じなかったから、きっとさっき感じた違和感は気のせいだったんだろうってことにした。
気にすると余計に疲れることになるのが目に見えてるからな。

「ほら、行くぜおっさん」
「あいよ〜」

残りメンバーに見送られながらクジで決まったもう一人の買い出し組であるレイヴンに声をかける。
おっさんは気だるそーに返事をして、ひらひら手を振りながらついてきた。
やる気は感じられないけどまあ、邪魔しないで荷物持ちくらいするならそれでいい。
そんな気持ちでオレは歩き出した。

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