リクエスト

□年下の男の子
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実はね、


さりげない君の優しさが


日々の癒しなのよ?



―年下の男の子―



俺様はレイヴン。
職業は高校教師。
教科?知りたい?
ふふっ、それは秘密。

んで、今は1日の尊い労働を終えてアパートに帰ってきたところ。

「ありゃ?」
「あ…」

彼はユーリ、隣の部屋に住む大学生だ。
彼もちょうど帰りだったのね。
こうやって鉢合わせることは意外と少ないけども、一応お隣さんだけあって知らない仲じゃない。
俺としては、もっと仲良くしたい感じ。

「ハァーイ、元気ぃ?」
「…それなりに」

まぁ、冷たくあしらわれることのが多いんだけどね、今みたいに。
一言答えたユーリは、冷たく俺を一瞥してさっさと一つ先の自分の部屋へ入っていってしまった。
上まで一緒に上がってくれるだけマシな方。
そんなユーリを見送った後、ちょっぴり寂しい気持ちで鍵を挿し込み、回す。

当然部屋は真っ暗。
相変わらず閑散とした寂しい部屋ね〜。
自分んちだけどさ。
哀しいことに出迎えてくれる人もいないしね。

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