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□談話室F
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坊:ぶっ、ふ…、はは…!ははははっ!マジかお前!?


ル:……うるさいな。真剣に悩んだ結果だ。


坊:だからってお前!俺も思ったけどよ、マジでか!ははは…!






シ:…ん〜?どうしたお前ら?


ル:シーナ…。


シ:(おっ、涙目。カワイイ…じゃなくて。騙されないぞ、俺!)…どうしたよ?ティルが爆笑なんて珍しいな。


坊:お前も見るか?


シ:?…何を?


坊:中学の時の英語のテスト。ルックの鞄の奥底から発掘した。


シ:?…どれどれ。






問1
下の絵を見て問題に答えなさい。
(二人の女の子。片方が窓を指さしている絵)


(1)()内に英文書き、会話を完成させなさい。

A:What is this?
B:( 解答欄  ).





シ:…懐かしいな。中2の時のじゃん。今までずっと持ってたのかよ…。


坊:解答用紙と一緒に丸まって入ってた。ほら、こっちが解答。


シ:ん〜…と…?(つか△ついてる。どんだけ微妙な解答なんだ?)


ル:………。


坊:………。


シ:……………。


坊:…シーナ?


シ:…何て書いてあんだ?これ。


ル:…「あれは窓に見えるが、実は窓そっくりな騙し絵だ。なかなか鋭いではないか。」…と書いた。


シ:細かっ!しかも随分上から目線だな。


ル:会話は成り立っている。大体、普通は見れば窓だと分かるだろう。
わからないのならそこには何か理由が在るのだ。


坊:ルックは深読みしすぎだろ。日本の英語力なんてたかが知れてるぞ。


ル:それは当時の僕に言ってくれ。帰国したてでそんな細かいところまで考えなかったんだ。


坊:まあ、なら仕方ないかもな。


シ:…ちょっと待て!帰国?お前どこ行ってたんだよ?!


ル:アメリカの大学。


シ:大学……!?


坊:何驚いてんだよシーナ。アメリカの大学行く位、別段珍しくないだろ?


シ:珍しいだろうが!


坊:は?俺だって普通に通ってたぞ?こっちの中学通うから、って中退したけど。


シ:えぇえ!!!?じゃあお前等帰国子女じゃん!


ル:今更。
坊:今更。


シ:しかも何だ!大学通ってただぁ?お前等小学校は?!


ル:飛び級した。
坊:飛び級した。


シ:………(絶句)。



ガチャッ



4:遅くなってごめん。授業長引いちゃって…。


シ:シエロ!(いきなり肩をガシィっと掴む)


4:え…?(ちょっと引き)


シ:…知ってたか?こいつら帰国子女で、アメリカの大学通ってたらしいぞ。


4:…うん?だから?


シ:驚けよ!!…って、知ってたのか?


4:いや。ただ、二人共一流企業の経営者だし英語の発音もキレイだったから、たぶんそうなんだろうなって。


シ:お前………。


4:…(汗)。
……ところで、手。離して?

シ:………はい…。




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