☆レツゴ小説☆


□シュミットの秘密兵器
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シュミットの秘密兵器










「ねぇ・・・シュミット。いいかげんにしてくれない?」







チームリーダー・ミハエルの不機嫌な声が聞こえてきて、シュミットは驚きミハエルを見る。







この間の中間テストで、アストロレンジャーズ・リーダー、ブレットより点数が低くて、イライラしていたシュミットはエーリッヒにあたりちらしていた。。。






ブレットとは永遠のライバル。
ミニ四駆でもスポーツでも勉強でもなんでも!アイツだけには負けたくない!
と、シュミットはライバル意識を燃やし、ブレットにちょっかいをだす。






シュミットとブレットはお互いの顔を見ただけで挑発しあい、意地と見栄をはりあう。

仲がいいのか悪いのかワカラナイ。






ミハエルやエーリッヒ達4人はそんなシュミットとブレットの関係に慣れてはいたが、今日のシュミットの悔しがり様は半端なかった。






「アドルフがせっかくピアノを弾いてくれてるのに・・・君の声でよく聞こえないよ!」






ミハエルがシュミットにプンプン言う。






シュミットの反論!!






「聞いてくれミハエル!ブレットのヤツとテストで1点差だったのだ!!こんな話があってたまるか!
私は先生に抗議してこようと思う!このシューマッハ家次期当主の私が・・・あんなヤツに負けてなるものか!!」






そんな・・・なんて諦めの悪い・・・


こういう時のシュミットは手がつけられない。
一人で勝手に独走状態だ!4人は呆れた。





エーリッヒがなだめる。

「シュミット。。。次、勝てばいいんですよ。だからお茶にしましょう。アップルパイもありますよ!」

エーリッヒは優しい。


シュミットの前に紅茶を差し出し、大人しくさせる。

シュミットは目の前のアップルパイを見つめ、冷静さをとりもどしたようだ。







静かになったのでミハエルが指パッチンをして、アドルフにピアノの続きを演奏させる。




優雅なティータイムの始まりだ。










だが!!







シュミットのブレットへのリベンジ作戦は着々と頭の中で練られていた・・・。






「そうか!私の得意なジャンルで勝負すれば・・・必ず勝てる!!」

シュミットはイスから立ち上がり叫んだ!





「しゅーみーっとーーーー・・・」





ミハエルの殺気を感じる。だが今はそれどころでは無い!






シュミットはケータイで実家に連絡を入れる。例の物を。。。。早く!!!
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