☆レツゴ小説☆
□狐たちのシャッターチャンス
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狐たちのシャッターチャンス
「リーダー!どうしたんです?みんなを呼び出して・・・」
アレクセイ・デミトリビッチ・ファディエ通称FOX2(フォックスツー)が部屋に顔を出す。
ここはССРシルバーフォックス チームリーダー・ユーリ・オリシェフスカヤの部屋だ。
FOX2がのぞくと、すでにみんなそろっている。
「来てくれてありがとう!FOX2!今から記念に、チームメンバー全員で写真を撮ろうとおもって。
こっちへ来て、一番前に座ってくれないか?」
そう。リーダー・ユーリの趣味は写真。撮ることも見ることも大好きだ!愛用のカメラを手に持ち、楽しそうな顔のリーダー!!
FOX2も、そんなリーダーを見ているとうれしくなる。
言われるとうり、前に座るFOX2。
その隣にFOX1がいて、後ろにFOX3・4が立っている。
「よし、いいぞ!!そのまま動かないでくれよ!!はい、ピロシキッ!!」
カシャッ
眩しいフラッシュがたかれ写真は撮られた。だけど・・・リーダーが写ってない!!
「リーダー!!今度はボクがカメラ撮ります!リーダーも写ってください!」
我慢できずFOX2が言う。
「大丈夫だ!僕は写真を撮るのが好きなんだ。自分で写るのはあまりーーーー・・・」
「ダメです!!リーダーも写ってください!!」
FOX2は引き下がらなかった。。。
リーダーと一緒に写ってる写真が欲しかったから。。。
リーダーはいつも自分を犠牲にしてしまう。
そんな優しい思いやりのあるリーダーが好きなんだけど・・・
写真がほしい!!
FOX2はユーリを説得した。
「わかったよ。FOX2。それじゃあ、みんなで写れるようにタイマーで撮ろう。十秒後にシャッターが下りるから、目を閉じるなよ!いくぞ!!」
ユーリがカメラを三脚に載せ、ボタンを押し、4人の方へ走ってくる。
だが、走ってる途中でシャッターが降りてしまい・・・・。
もう一度撮ることになった。
「わるいな。もう1回たのむぞ!みんな!」
ユーリがまた走る。
今度は間に合った!だがユーリ一人ブレていた。。。。。
ユーリは仕方無いといって、それで止めようとしたが、FOX2はもう一回撮りましょう!!と提案する。
そしてもう一回とったが、ユーリの目は閉じていた。。。。
「もういいよFOX2。僕はこれで満足だ!!」
「リーダー・・・でも・・・。こんな中途半端でいいんですか!?・・・写真が趣味のリーダーが、写真で完璧を目指さないなんて・・・ボクは納得できません!!・・・・最後にもう一回だけ・・・とりましょう?リーダー・・・」
「FOX2・・・。そうか・・・そうだな!お前の言うとおりだ!みんな!もう少しだけ付き合ってくれよ!!」
最後にもう一回とる。
最後の写真は完璧な写り具合だった♪
FOX2は大事に額縁に入れて部屋に飾る。
「リーダーはほんとかわいいな♪」
狐たちのシャッターチャンスEND
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シルバーフォックス♪
チームリーダー・ユーリをみんなで溺愛♪そんなイメージ。
ユーリくんはしっかり者でまじめなんだけど、おっちょこちょいなところがありそう♪
そしてかわいいFOX2☆
チームメンバー全員が同い年って言うのも萌えポイント☆
2008・7・17 リル