☆レツゴ小説☆


□真夏のインターナショナルスクールランブル!
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真夏のインターナショナルスクールランブル!

















「暑い・・・・・・・・・だれかアイス買って来て・・・・・・ミルク味のヤツ・・・」








ミハエルが日本の暑さにとろけて言う。。。








三十五度以上なんて・・・ドイツでは滅多にないよぉぉぉぉぉ・・・・・・









恐ろしく、蒸し暑いジメジメした日本の気候に、嫌気がさしてきていた。。。










「アイスクリームに頼っていてはお腹を壊しますよ!!それよりも、プールにでも行きませんか?きっと楽しいですよ!!」









エーリッヒが浮き輪を膨らましながらイソイソと言う。・・・行く気マンマンじゃないか・・・;









「プールなんてやだよ・・・ボク泳げないし」









「見ているだけでも、楽しいモノですよ!さ、行きましょう♪」








「よし!!私の華麗なバタフライをみせてやるぞ!ミハエル!!」





シュミットも張り切っている・・・しかもバタフライなの???









「う・・・うそ・・・みんな行くの??アドルフもヘスラーも???」







「リーダー!!これが夏の姿ですよ!!」






アドルフがすでに水着姿でアヒルの浮き輪ボートを持って言う。。。









ヘスラーは水中メガネを掛けて、今話題のオリンピック水着・レーザー○ーサーを着込んでいる。。。










なんでそんなにみんな楽しそうなんだ!!??









しぶしぶミハエルもついて行くことにする。。。










インターナショナルスクール・プールにつく五人。。。










「みんな来てますねーーー!!あ、ほら!アストロレンジャーズがいますよ!!」




「何!?よし!!ここで会ったが百年目!!ブレット!!バタフライ勝負だーーーーーーー!!」







シュミットがブレットに駆け寄りながら叫んだ。








ブレットは、プールサイドのベンチに寝そべり、優雅なバカンスを楽しんでいるようだった。
学校のプールなのに。。。









「フッ・・・クールになれよシュミット!!お前が地球温暖化を招いているんじゃないのか?」








ブレットがフルーツの刺さったグラスでオレンジジュースを飲みながらシュミットに言った。









た、確かに・・・・









そう思うミハエル・・・










「なんだと!?では、こちらも言わせてもらおう!!お前は穀物高騰の原因を作っている!!その理由は・・・お前がパンだからだーーーー!!はっはっは!!」










「・・・まさかお前、ブレットとブレッドをかけたんじゃないだろうな?・・・・・・クスッ・・・・・・っべ、別に面白くて笑ったワケじゃないぞ!!お前がバカすぎるからだ!シュミット!!温暖化現象は撤回だ!!お前は寒いギャグで地球に氷河期をもたらす恐ろしい存在だ!!やはり・・・放っておけないな!」








フッ・・・と笑い会う、シュミットとブレット。。。









あ〜あ。。。またいつものが始まったよぉ。。。と、ミハエルはその場を離れた。









プールを見ると、シルバーフォックスが五人でシンクロナイズドスイミングをしている。。。









息がピッタリで五人の足が水面から同時に出たり入ったりしている。。。。すごいチームプレーを見せ付けられたカンジがした。。。








クールカリビアンズと、ブーメランズは暑いのになれているのか、室内のプールではなく、外の競泳用プールでカキ氷の早食い大会をしていた。



ジムには作戦があって、氷が全部溶けて、液体になった所を飲みこむという作戦だったが、あまりにもピコとウィリーとローランの食べる勢いが早く、溶け終えたころにはもう勝負は決まっていた・・・。優勝はシナモンだった!!やったキニ♪









同じく外のプールにいるサバンナソルジャーズ。








コーチの沖田カイはパラソルの下で一人、三角座りをしている。。。
居心地が悪そうだ。。。







ミハエルがしばらく沖田カイを観察していると、プールに潜っていたサバンナサルジャーズの女の子達がビキニ姿で沖田カイをとり囲んだ!!








ますます居心地が悪そうなカイくん。。。おもしろい♪









「カイコーチ!!魚を捕まえたよ!!焼いて食おーぜ!!」









ジュリアナの手には粋のいいピッチピッチした魚が握られている。。。








サリマは捕まえたイカで、カイコーチにお弁当作ってあげますね♪と調理に取り掛かっている。。。









ヴィッキーはカキを食べ食中毒だ!!




「お腹が痛いのぉぉぉぉ!!カイコーチ擦って♪」







みんなやりたい放題だ!!

ってか、プールに魚放流しちゃダメだしっ!!







「カイくんも大変そうだな〜。同情するよ。。。」









ミハエルはカイを見捨てた。。。









オーディンズとゴンキがプールに入って一番長く息を止めてられるのは誰だ!!??というくだらない勝負をしている。。。







ジャネットとマルガレータは高みの見物よ♪








ニエミネンはぶっちぎりで一秒もガマンしない内にプールから顔を出していた。。。ば・・・バカすぎる・・・








ワルデガルドは水中で趣味のデッサン。ゴンキのナンにいたっては水の中で水墨画を描きはじめたから大変だ!!




プールが真っ黒に染まっていく!!



それに気づかず、水中で寝ているホワァン!!









ぼ、ボク何もみてないよ。。。うん。。。









ミハエルは顔を背けた。。。









ん?なんかたりないな・・・










ドコのチームだろ?TRFビクトリーズは寄宿舎にいないし・・・・









ミハエルが考えていると、なにやらプールの入り口が騒がしくなった!!









「オラオラオラ!今からこのプールはオレ達が占領する!!痛い目みたくなきゃ早く出て行きな!!」









ロッソストラーダ!!






ルキノが準備体操をしながら叫んでいる。。。意外と本格的なんだね。。。ルキノ。。。








ジュリオは日傘で完璧ガード♪フリフリの水玉ビキニよん♪








リオーネは女の子を求め駆け出した。。。









ゾーラはビート板を持っている。。。。。。。











この状況・・・痛い目みるのはキミたちの方だよ・・・










このヤバイ集団の中でノンビリ泳げたら100万円あげるよ・・・










ミハエルはふっ・・・と笑った。。。










みんな夏の暑さでおかしくなってる。。。哀しいことにね。。。









ミハエルはカルロをみた。









カルロは・・・泳ぐ気配はなく、プールサイドのデッキチェアに座ってナイフを磨ぎ出した!!










キミはそれしかやることないのか!!!???;;;









しばらくカルロを観察した。。。









ナイフがキラリと光ってカルロは満足して手を止めた。。。









そして、そのナイフをアドルフのアヒルの浮き輪に突き刺す!!









プシュウウウウウゥゥゥゥ。。。。。










とアドルフのアヒルさん型浮き輪がしぼんだ!!








上で寝ていたアドルフがプールに落ちる!!









アドルフは浮き上がってこない!!










しかも、いつの間にかカルロの手に戻っているナイフ。。。。;









カルロは今度はエーリッヒの浮き輪に突き刺す!!









どうやら浮き輪に目をつけたようだ!!









エーリッヒは浮き輪がしぼんだのでまた空気を入れ始めた。。。






大きな穴開いてるからムリだよ〜。。。








「気にいらねぇ・・・ドイツもこいつもふざけやがって・・・・」









カルロが言った。。。









「ほんとだよねぇ・・・ドイツはふざけた国じゃ無いケド、一体どうなってるんどろうね・・・」









ボクも同意した。。。でも、ナイフは危ないからイケナイヨ☆










「フンッミハエルじゃねぇか!お前泳げねぇのか?見た目まんまだな!はははっ」









カルロがバカにして笑う。怒









「カルロこそ、泳げないんでしょ!?あ、それとも水着持ってないとか?あはは!」









ボクはふざけてカルロに言った。










「・・・!っく・・・・・ウルセーーーーー!!」










。。。。。図星だったらしい。。。。










ボクはカルロの心の傷をえぐってしまい、申し訳なくてその場を離れた。。。。。










ボクはここにいちゃいけない気がした。。。










「そうだ!ゴー君の所へ遊びにいこう!!」







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