#ミハエルの歴史を長々と妄想中#
□Michael伝記
1ページ/6ページ
※長文です。ご注意を♪
小学校1年生のミハエル。
心臓の病気の為、運動は禁止されており、実家である城の中で動物たちと戯れてばかりであった。
学校へは行かず、もちろん友達もいない。
だが、寂しくは無かった。
祖父母や両親・動物たちと大好きなクラシックに囲まれていたから。。。
家庭教師がつき、勉強も中学レベルまでは出来ていた。
時々、ただ1人のイトコ(ミハエルの母の妹の息子)である、ミハエルより1つ年上のラルフが遊びに来てくれる。
外の世界の情報を持って来てくれるラルフの話が大好きだった。
小学2年生になり、ラルフがミニ四駆を始めた事を知る。
ドイツのミニ四駆組織として名高い、アイゼンヴォルフに入団したらしい。
そのレースビデオを見せてもらい、ミニ四駆に興味を持ち始める。
走ることが出来なかったので、部屋に小さな円周コースを用意してもらい1人楽しむミハエル。
ラルフのマシンもセッティングしたり、手先の細かい事をするのが好きだった。
ラルフはこの時点でミハエルの天才的な素質に気づき、脅威を感じ始める。。。
しかし、病気であるため、ミニ四駆を本格的にミハエルがやるのは無理だろうと考えた。
その頃のアイゼンヴォルフは、シュミットがリーダーを務めていた。
実力もあり、威厳のある名高い貴族の息子の彼は、幼馴染のエーリッヒと共にアイゼンヴォルフをまとめあげていた。
ラルフは上にあがるために、なんとかシュミットを引きずり降ろそうとたくらむ。
名誉あるリーダーの座を虎視眈々と狙っていた。
ある日、アイゼンヴォルフのレースを直に見たくなって、祖父にお願いして連れて行ってもらえる事になったミハエル。
ラルフはミハエルのセッティングの腕を利用し、シュミットのマシン・ベルクマッセを追い上げる。
シュミットに勝利するラルフ!!
だが二回戦のレース、自分でセッティングをしたらシュミットに負けてしまった。。。
ミハエルとオレの何が違うんだ!?
暗い考えに囚われていくラルフ・・・。
ミニ四駆が好きなダケじゃ勝てない・・・!!
ラルフはリーダーになるため、行動に移った。
ーーその日はアトランティックカップに出場するメンバーを選抜するためのレース前日だった。。。
シュミットのマシンが何者かに壊されている・・・!!
この状況では、明日の選抜レースへは出られそうにもなかった。。。
シュミットは悔しがる。。。
ラルフは影でほくそえんだ。
ミハエルは練習風景が見たくて、また無理を言って祖父にアイゼンヴォルフ・レースサーキットに連れてきてもらっていた。
そこで、壊れたマシンを持ち悲しんでいるシュミットとエーリッヒを見かける。
「僕が直してあげるよ!」
ニッコリとミハエルが言った。
3人が初めて出会った瞬間だった。。。
ミハエルが祖父にお願いして、重工の設備や、パーツ・マシン類を自由に使わせてくれるよう頼んだ。
そう・・・!
ミハエルの祖父はドイツでも世界でも有名な、ドイツ産高級車メイカーの会長を勤めていて、
アイゼンヴォルフに強力な権限を持つスポンサーだったのだ。
ミハエル・シュミット・エーリッヒは徹夜でマシンを直す。
朝日が出始めた頃、マシンは完璧に復活した。
そしてアトランティックカップ選抜レースが始まる。
シュミットのベルクマッセが直っている事に驚くラルフ。
シュミットとエーリッヒは、ミハエルの姿を探したが見つけられなかった。
その時ミハエルは徹夜の無理がたたって病院にいた。。。
シュミット・エーリッヒが見事ワンツーフィニッシュ!!
アドルフ・ヘスラーが続き、ラルフは五位だった。。。
シュミットが、ミハエルを知らないか?とみんなに聞きまわる。
ラルフはシュミットのマシンを直したのがミハエルだと知ると、ミハエルに怒りを募らせるのだった。。。
余計な事しやがって!!・・・と心の中で叫んだ。
ーーーーーーーーーーーーーー
体調が良くなったミハエルは、家の城でマシンを走らせていた。
円周コースをグルッとまわって独りで走るマシン。
だが、マシンが帰ってこなくなった・・・。
コースアウトしてるのかな?
ミハエルは廊下に出て、マシンを探す。。。
やはり、コーナーでコースアウトしていた。
ミハエルは近づき、マシンを手に取る。
ちゃんとセッティングしたのに・・・怒
ミハエルはマシンにイラついた
マシンをコースに戻すと勢いよく走りだした。
ミハエルもマシンと一緒に走ってみる。
だが、急な運動で心臓が痛み出した。。。
ミハエルはその場に崩れ落ちる。。。
ミハエルを置いて独り走っていってしまうマシン。。。
ボクが組み立てて・・・セッティングしてやったのに・・・ボクを置いていくの?
たかが機械のくせに・・・許せない・・・
絶対追いついて・・・
完璧に支配してやる・・・!!
ミハエルに目標が出来た瞬間だった。。。
支配するにはいつも監視していなければならない。
直に命令を下すためにも、走れるようになりたい!!
ミハエルは病気を治したいと考えるようになる。
8歳の誕生日が近づいたある日、かかりつけのお医者様に走れるようになりたい!と言った。
手術はもう少し大きくなってから・・・そちらの方が安全・・・と止められたが、ミハエルは引き下がらなかった。
ミニ四駆を本格的にやりたい!と両親・祖父母に強い意志で宣言する。
ミハエルの意志を尊重しようと家族は手術を認め、医者にお願いした。。。
手術は終わった。。。
だが、不整脈は完全には直らなかった。
強い外的ショックと心理的ストレスがあると発作はでてしまう。。。
週に1回の病院での検査・毎日の投薬を続けると心臓は落ち着いてきた。
走れるようになるため、リハビリをする。
テレビではアトランティックカップが行われていた。
シュミット・エーリッヒ・ラルフ・アドルフ・ヘスラーが映っている。
アメリカ代表のアストロレンジャーズとの接戦を見事下し、優勝をおさめるアイゼンヴォルフ!!
ミハエルは感動した!すごい!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー