#ミハエルの歴史を長々と妄想中#
□Michael伝記 WGP3 アトランティックカップ〜
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Michael伝記 WGP2 エンシェントフォースの謎
の続きです☆
WGP2日本大会を総合優勝し、凱旋帰国するアイゼンヴォルフ!!
ミハエルは久しぶりに家族と再会して、年越しを祝うのだった。
愛犬のライエル、鳥達と遊ぶ♪
年が明けたら、アトランティックカップだ!
イギリスで開かれる。
その前にチーム練習をすることになり、アイゼンヴォルフのサーキットに集まるミハエル達、5人。
ミハエル10歳の冬です♪もうすぐバースデーだけど☆
シュミットが指揮を取り、会議を進める。
アトランティックカップでブレットのマシンを抜き、ヤツの本拠地アメリカでズタボロに負けさせる!!
と、シュミットは意気込んでいた。。。
ライバルだねぇ〜ぽわ〜んと、ミハエルがウトウトしながら、話を聞いていると、エーリッヒが真剣な声で話し始めた。。。。
エーリッヒ「・・・僕たちは今年中学2年生ですので、今年度で最後の公式戦参加です。・・・アトランティックカップも・・・WGP3も・・・」
エーリッヒの言葉でミハエルは固まった。。。
そうだった・・・
エーリッヒ達4人は今年、中2!
来年は受験シーズンだから・・・。
4人が一気にアイゼンヴォルフからいなくなる。。。。
いつかはこういう日がくるとは思っていたけど・・・すっかり忘れてた・・・・
「そっ・・・そうだよね・・・」
ミハエルはしどろもどろに答える。。。
テンションが下がってしまった。。。
見るからにテンションが下がったミハエルを見て、心配するエーリッヒ。。。
3年間も一緒に走ってきたんですものね・・・無理もないか・・・
エーリッヒ「大丈夫ですよ、ミハエル。2軍メンバー・もしくはアイゼンヴォルフ内で、僕達の後釜を任せる者の選抜レースをします。
是非、ミハエルにも選抜レースを見てもらいたいんです!あなたの新しいチームメイトですからね!
アトランティックカップの後に、行いたいと思っています。」
「・・・わかったよ。エーリッヒ。でも・・・今はアトランティックカップに集中しよう。
来年のことより、今年のWGP3が大事だ。・・・みんなで練習走行しよう!!」
ミハエルはまだ考えたくなかった・・・。
今のベストな状況が変わる事を・・・。
公式戦、最後の年ということもあって、シュミット・エーリッヒ・アドルフ・ヘスラーはとてもやる気をだしている。
WGP2連覇!とシュミットが盛り上げていた。
ミハエルは考え込んでしまい、しゃべらなくなる。。。
ミハエルは1人で先にサーキットへ行く。
心配そうな4人。。。
エーリッヒ「僕たちがいなくなったらミハエルは1人で新メンバーを導いて行かなければなりません・・・。
それがきっと不安なんでしょう・・・」
シュミットが大きなため息をはきながら言う。
シュミット「ふぅ・・・。だが、それでは困るのだ。我が栄光なるアイゼンヴォルフは永遠と続く。
WGP2を制覇し、波に乗っている今、世界グランプリ2連覇という偉業を成し遂げることを宣言する!
特にアストロレンジャーズのブレットとも今年で戦うのは最後!
アメリカのホームコースでこてんぱんに叩きのめしてヤルのだーーーー!!ふはははははは!!」
シュミットは仁王立ちで高笑いをしている。。。
困ったエーリッヒはミハエルと話をしてくる・・・と、ミハエルの後を追った。
ミハエルはサーキットの芝生の上で、ベルクカイザーのセッティングをしている。
エーリッヒが声をかけた。
エーリッヒ「どうしたんです?元気が無いようですが・・・」
ミハエルはエーリッヒの顔を見て、重い口を開く。。。
「ボク・・・今までたくさんキミたち4人に助けてもらった・・・。ボクのこと、フォローしてくれたから勝てたレースがいっぱいあった・・・。
今年は4人の最後の年だから・・・ボク、サポートに回ろうと思う。。。」
何を思い悩んでいるのかと思えば。。。
エーリッヒが口を開く前に続けてミハエルが言った。。。
「リーダーはシュミットにやってもらおうと思う」
エーリッヒは驚いた!!
エーリッヒ「何を言っているんですか!そんなの認めませんよ!」
「でも・・・!キミたち4人に恩返しがしたい・・・レースでボクが出来るのは・・・それぐらいしか思いつかないよ・・・」
ミハエルはうつむいた。。。
エーリッヒ「いいんですよ。僕達の時代に、アナタのような天才レーサーが居てくれたこと自体が奇跡なんですから!
こちらの方こそ、数々の勝利を一緒に味わえることのお礼をしませんと」
エーリッヒが微笑んで言った。。。
「や・・・やめてよエーリッヒ・・・。ボクは天才なんかじゃない・・・。キミ達が居なくなったら・・・ボクは・・・」
無言になるミハエル。。。
負けてしまいそうなんだ・・・・。
寂しくなって、暗い気持ちになるミハエル。。。
いきなりシュミット達3人が現れた!!!!
シュミット「では、レースをするぞ!」
シュミットが唐突に言う。ビックリするミハエル。。。。
シュミットがミハエルに言った。
シュミット「私をリーダーにするだと?バカにしないでもらいたいものだ。
情けでリーダーは出来ない!ミハエル・・・お前がアイゼンヴォルフ1軍に上り詰めたあの日・・・私とお前はレースをした・・・。
ミニ四駆を本格的に初めてたった3ヶ月だったお前に私は完敗した・・・。
私は手をぬいたワケでも、油断したワケでも無かった。
・・・解かったのだよ。お前には敵わないと・・・。
認めたのだ・・・。お前の才能を・・・。
ミハエルと一緒なら世界を目指せる・・・。そして私の予想は当たった。
現に我々はWGP2の優勝を手にした。お前のお陰だミハエル!!」
シュミットは話が長い。。。
ミハエルはまだ黙っていた。。。
シュミット「ガンコなヤツだな。納得するにはレースしかないだろ?やるぞ!ミハエル!みんなもだ!!」
ミハエルは立った!!
「・・・勝った人がリーダーか・・・。いいよ、やろう」
レース開始!!
ミハエルはシュミット達を勝たせたかった。。。。
なので本気で走らない。。。。
困る4人。。。
見かねたシュミットが、ミハエルのベルクカイザーとツヴァイフリューゲルをしてゴールへむかう!!!
ニヤリとミハエルに笑うシュミット。。。
「ちょっと・・・シュミット!これじゃあ勝負が・・・・!!!」
焦るミハエル。
同時にゴールをする、シュミットとミハエルのベルクカイザー。。。
シュミット「フフフ・・・私とお前のワンツーフィニッシュだな!!」
エーリッヒ達も微笑んでいた。
ミハエルは納得できず、また無言になる。。。
いきなりシュミットが大声で言ったのでミハエルはまたビックリする!!
シュミット「ミハエル!!勝負で手を抜くとは許せないぞ!!バツとして、リーダーの任と第三回WGPの優勝を命じる!!!!」
ますますビックリするミハエル。。。
エーリッヒ「シュ・・・シュミット!!いくらなんでも、エラソーすぎですよ!!;」
エーリッヒがシュミットを落ち着かせる。。。
シュミット「す・・・すまない・・・」
ミハエルは笑った!
「ぷぷっ・・・もー!シュミットには負けたよ!!ボクの考えすぎだったようだ・・・。・・・わかった!!
絶対に次のWGPでも、優勝しよう!!みんなで力を合わせてね!!」
笑顔になるミハエル。4人は安心した!
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