☆レツゴ小説☆
□本当の一匹狼
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アイゼンヴォルフの誇り?栄光?
シュミットは口を開けばそんなことばかり言う。そんなことはどうでもいいよ。。。
ボクはベルクカイザーと戦えればいいんだから。
-------本当の一匹狼---------
第一回WGP日本大会、アイゼンヴォルフ・リーダー、ミハエルはそう思っていた。相手レーサーのことなんて意識した事はない。
ゴー君やカルロのマシンをマークしたのも、自分とベルクカイザーの超えるべくハードルを高くしたいがため。障害物くらいにしか思っていなかった。
だが、初めての敗北を味わい・・・
挫折を知る。
たかが機械なのにベルクカイザーを完全に支配できなかった。。。セッティングが甘かったかな。。。
ファイナルステージ第二セクションが終わった夜、雪の降り積もるテラスでクラシックを大音量で聞きながらミハエルはそんな事を考えていた。
負けた瞬間が何度も脳内でリプレイされる。
ため息がもれた。
場所をかえ、トランスポーターのイスに仰向けで横になる。暗く。。。静か。。。
エーリッヒがボクに気を使って来てくれた。なにやら話しているがボクは聞いていなかった。
・・・どうすれば今日の汚名は返上できる?なかったことにできる???
「そうだ・・・。明日勝てばいいんだ・・・。」
ボクが出した結論はこれだった。