#ミハエルの歴史を長々と妄想中#
□Michael伝記 WGP3 アメリカ大会 ミハエルの新マシン!!
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ーーーー病院へ行き、インターナショナルスクールへ向かうミハエル。
辺りは暗くなっていた。
夜の寄宿舎の門の前に降り立つ。。。
「・・・とうとう戻ってきたよ・・・ここまで・・・」
ミハエルはつぶやいた。。。。
ミハエルに気づいた、ジムやリオン、ホワァン・ニエミネン・ピコ・ジュリアナ・カイなど、みんなが迎え入れてくれた。
ミハエルは涙が出そうなほど嬉しかった。。。
その騒ぎを聞きつけて、アイゼンヴォルフの5人も校庭に来る。
ミハエルだと気づいたエーリッヒが笑顔で駆け寄ってきた!!!
エーリッヒ「ミハエル!!来てくれたんですね!!!」
シュミット「よく来た!!待っていたぞ!」
アドルフ・ヘスラー「リーダーーーーーー!!!」
笑顔でミハエルを囲む4人!!
ラルフだけは少し離れた所からミハエルをニラんでいた。。。
ミハエルはみんなに言う。
「みんな・・・お待たせ!待たせてゴメン!!」
シュミット「ミハエル。リーダーの座をお前に返そう。やはり、お前でなくてはならないのだ!」
ミハエルはシュミットを見て、その後ろに居るラルフを見た。。。
「待って・・・」
ラルフの前に行くミハエル。。。
「ラルフ・・・ボクと1軍を賭けてレースをして。・・・じゃないと、ボクもキミも納得できないと思うんだ・・・。」
ベルクカイザーを取り出し、みんなが見ている中で、ラルフに一対一の勝負を持ちかける。。。
ラルフは驚きの表情を隠せなかった!!!
・・・コレはチャンスだ!!オレがミハエルに勝てば・・・みんながオレを認める!!・・・よし・・・!!
ラルフ「・・・いいだろう!やってやるっ・・・!!」
レースを受けたラルフ!!
GPチップの学習内容はオレのベルクカイザーの方が上に決まっている・・・!!・・・勝つのはオレだ!!・・・ミハエルじゃねぇ!!
エーリッヒがミハエルとラルフの間に立ち、2人を止める!!
エ−リッヒ「ミハエル!ラルフとレースをする必要はーーーー・・・・」
カイがエーリッヒを引き止める!!
カイ「やらせた方がいいみたいですよ。・・・でなければどちらも、引き下がらないでしょう・・・」
ワルデガルド「イトコ同士か・・・。どちらも不敗神話と謳われた者・・・おもしろいレースになりそうだ!」
みんな興味深々で2人のレースを見に来る。
ゴハンを食べてきたビクトリーズ・ロッソストラーダ・ レ・ヴァンクールもレースを見に来る。
(アストロレンジャーズは自国のため、寄宿舎で生活していない。)
カチッ・・・・
ミハエルがベルクカイザーのスイッチを入れてラルフに言った。
「ラルフ・・・いくよ!」
ラルフ「あ、ああ!!」
リオン「レディーーー・ゴーーーー!!!!」
シャアアアァァァァァァァァ!!!
走り出す二台のベルクカイザー!!!
ゴー君が驚いてエーリッヒに聞く。
ゴー「あれ?ミハエル新マシン使わねーーの?!」
キョトンとするエーリッヒ。。。
エーリッヒ「???新・・・マシン・・・ですか???」
レツ「ミハエル君から聞いていないのかい?」
J「さっきミハエル君とアストロドームでレースをしたんだ!すっごい走りをする新マシンだったよ!!」
シュミットが驚く!!!
シュミット「何!!??ならどうして・・・新マシンを使わないのだ!!??」
カルロがシュミットの脇に来て言った。
カルロ「対等で戦いたいんだろーな。・・・アメェんだよ・・・アイツは・・・」
ルキノ「だが、さっきのレースで1位になったのはエヴァ・・・なんとかって言うマシンで、ベルクカイザーじゃねぇーぞ」
ジュリオ「ちょっとぉ〜!!大丈夫なのぉ〜!!??」
ジュリオも心配そうにレースを見守る。。。
シャアァァァァァァァーーー・・・
ミハエルのベルクカイザーの調子はすこぶる良い!!!
それにくらべ、ラルフのベルクカイザーの音はリズムが狂っている。。。
セッティングちゃんとやってないな・・・?とミハエルは感じた。。。
ラルフのベルクカイザーを抜かしにかかる!!!
ラルフは焦った!!
コイツ・・・楽しそうにマシン走らせてやがる・・・GPチップは確実にオレのベルクカイザーの方が上だ!!
・・・・なのに・・・ミハエルに勝てないっ!!!!
なんなんだ!?コイツの才能は!!!???
オレの天下が終わる・・・???
ミハエルがまた奪うんだ・・・なにもかも・・・・
せっかく・・・アメリカ留学で、チンピラとコネを結んで、ミハエルにケガさせて・・・試合でれねぇようにしたのによぉ・・・・
コイツはまた舞い戻ってきやがった!!!
くそっ・・・!!!!
アメリカで学んだバトルレースを見せてやる!!!
ミハエルのベルクカイザーに攻撃をしかける、ラルフのベルクカイザー!!!!!
接触する2台!!!
ミハエルのベルクカイザーがその衝撃でコースアウトしてしまう!!!
「ベルクカイザーーー!!!!」
シュミットがラルフを止める!!!
シュミット「ラルフ!!今のは明らかにバトルレースではないか!!!ストップしろ!!!」
ラルフはシカトし、走り続ける。。。
ミハエルがベルクカイザーのマシンチェックをしながらシュミットに言った。
「いいよシュミット!!相手がどう来ても、ボクは正々堂々がモットーなんだ!・・・これからだよ!!」
再スタートするミハエルのベルクカイザー!!!
ラルフのベルクカイザーにグングン迫る!!!!!!!!
ラルフ「くるなっ・・・くるんじゃねぇ!!!ミハエルっ・・・!!!!」
ゴーーーーーーール!!!
ミハエルのベルクカイザーが1位でゴールした!!
ラルフはボーゼンとしていた。。。
ミハエルがラルフに言う。。。
「ラルフ・・・今までボクの代わりをありがとう。・・・助かったよ」
ラルフは悔しくて、手を握り締めうつむいた。。。
ラルフ「・・・くっ・・・クソッ!!」
走って寄宿舎へ入っていくラルフ。。。
カルロ「フンッ・・・やはりヤツはニセモノだったな・・・。」
サーキットコースがざわつく。。。
さすがミハエルっとみんなが褒めてくれた。嬉しかった。
でも、ラルフが気になる。。。
「ゴメン・・・ちょっと行ってくる!!」
ミハエルはラルフを追った。。。
ラルフは自分の部屋で、荷物をボストンバッグに詰め込んでいた。。。
ミハエルはラルフの後姿に話しかける。。。。
「ラルフ・・・ベルクカイザーのセッティングちゃんとやってなかったよね?・・・どうして?
・・・昔のキミはミニ四駆を大事にして・・・楽しんでいたじゃないか・・・。どうして・・・バトルレースなんて・・・」
「・・・そうだったかもな・・・。でも、お前に勝てなかった・・・。
大事に思ってるだけじゃ勝てねぇってことがわかったんだよ・・・。お前の・・・存在が・・・オレを変えたんだ・・・」
ラルフが肩を震わせていった。。。
ボクの・・・せい?
アイゼンヴォルフでボクが1軍にあがった時から?
・・・確かにボクは自分の事しか考えてなかった・・・。
2軍に落ちたラルフの気持ちなんて考えてもみなかった・・・。
ラルフをこんなに苦しめていたなんて・・・
「・・・ボクが無神経だった・・・。誤るよ・・・」
ラルフ「・・・お前さえいなければ・・・オレはアイゼンヴォルフの1軍として、レースに出続けていられたんだ!!!
お前にミニ四駆を教えるんじゃなかったと・・・何度後悔したことか・・・」
「・・・でも・・・レースは実力の世界だ・・・。ボクは今までの自分の進んで来た道を後悔していない!!
そんな自分勝手なボクだけど・・・キミは・・・助けてくれた。
ボクがケガをしたとき、真っ先にアメリカへ来て、ボクの代わりにレースをしてくれた。
・・・やっぱり、ミニ四駆が好きなんだよね?だから・・・」
ラルフ「・・・・・・・・・・」
「・・・ボクは・・・キミがWGPでレースしているのをテレビで見ていて・・・妬んでいる自分に気づいてしまった・・・。
ラルフも・・・ずっと・・・そんな気持ちだったのかな・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ラルフは無言だった。。。。。
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