芸能コース(落乱)

□月9忍たま!act.09
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2008年3月25日。
某スタジオ内にて。

夏の月9ドラマ「忍たま」。

本日 出演者、関係者初顔合わせ。




Act 09「監督と出演者」





「監督〜おはようございます!」

大道具の小山が元気よく挨拶をしてくるのと同時に、

「おはようございます!!」

と俺に気づいたスタッフどもが次々に頭を下げてきた。

「おぉ〜っす!」

適当に返事を返すとスタッフはやり掛けていた仕事を再開しだす。

今日は「忍たま」の顔合わせ。

俺は、このドラマの監督だ。

「忍たま」は原作があり、基本子供向けのギャグ漫画なのだが、その内容設定には何かとシュールな部分もあり、ドラマ化するにあたっていろいろ声も上がった。

俺は、このドラマを演出するにあたってあえてこのシュールな部分を視聴者に見せたいと思った。

この原作は何を伝えたいのか。

それを俺が代弁してやろうじゃないか。

そのために、俺はまずキャスティングに四苦八苦した。

それぞれのキャラを壊さず、なおかつその裏も演じきれる役者。

まぁ事務所関係とか大人の事情でどうしようもない処もあるが、
ある程度のキャスティングは俺の希望通りの役者になったので文句はない。


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