認知症について@

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【困った時の相談 (こまったときのそうだん)】
認知症は慢性的に徐々に進行します。
体の動きにくさや、体調の乱れも出てきます。
介護の期間は年齢や認知症の種類により様々です。本人の心身がしっかりしている時ほど大変です。
ささいな事でも遠慮せず、早く介護のプロ(専門職)に相談しましょう。
頑張りすぎずに、気軽に「助けて」と言いましょう。長丁場の介護を一緒に乗り越えましょう。

【認知症の理解 (にんちしょうのりかい)】
認知症はかつて痴呆症と呼ばれていました。痴呆という用語は、医学用語として定義されています。痴呆の定義は「いったん獲得した知的機能の不可逆的崩壊」というものでした。つまり、本人からすれば、これまで経験し学習してきた事や、これから経験し学習していく機能のうち「知的機能」だけが元に戻らないように壊れてしまう事が痴呆なのです。
この事に付随して精神症状が現れやすくなりますが精神症状と認知症は分けて考える事が必要です。
認知症は治らない病気です。認知症が軽減されたという事は、おおむね精神症状が軽減された事をいっている場合が多いようです。
では知的機能とは何かという事ですが、知的機能は…

@記憶力
A記銘力
B計算力

と定義されています。
わかりやすく表現すると「認知症=想像を絶する物忘れ」と理解すればよいでしょう。

【不安と心身のストレス (ふあんとしんしんのすとれす)】
認知症の人にとっての大敵が、不安と心身のストレス。
何もする事のない暮らし「作られた障害」です。
様々な症状を起こし、出来るはずの事が出来なくなってしまいます。
安心とリラックス、力を活かせる場面があると見間違える程落ち着いて、その人らしい姿を現してくれます。
今、目の前の姿に目を奪われず「作られた障害」をなくしていく事が大切です。



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