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□愛の夢
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俺はなんて幸せだったんだろう
親友と、妹
最愛の二人に見送ってもらえるなんて――…
愛の夢
俺は、償いきれない程の罪を犯した。
人の意志を、尊厳をねじ曲げて
俺一人の命だけでは償えないものだったのに
あぁ、そうか
きっと、死後の世界で劫火に灼かれるのだ。
永遠に消えることのない贖いの焔に灼かれ続けるんだ。
永遠の孤独の中で……
あぁ、それでも
俺は幸せだよ
これ以上を望みようがない程に
何故なら、俺はもう
孤独ではないのだから……
スザク、ナナリー
どうか泣かないで
俺は笑えているのだから
これから、すごく大変だろう
でも、お前達ならきっとやり遂げられる
どれ程辛くても、お前達なら乗り越えられるさ
何故なら
「ずっと、傍にいるから……」
―終―