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□氷と狐
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暑い……今日は何度何だよチクショー
外を見れば太陽がとてつもない光りを放ち俺を蝕む

「なんの怨みがあるんだよ」

俺は太陽にぶつぶつ文句を言いながらも机に向かい書類を片付ける
松本は何時ものようにサボりで出掛けてしまった
それで、俺の横には山のような書類が残っていた

「…クソッ…松本の野郎…」

そんなふうに苦虫を噛んだような顔をしていた時だった

ガラガラとドアが開き、目線を向ければ俺の恋人の市丸がいた

「…市丸!テメーなにしに来た」

ドスのきいた声で放つもののギンは平然としてソファーに寝転がる

「…暑いから来たんや!!イヅルも参っとるみたいやから今日は三番隊はお休みにしたんや」

ニコニコしながら言う市丸に呆れ返った

それでも隊長か?
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