オカルト辞書〜人物編〜

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【空海 (くうかい)】
774〜835年。弘法大師。四国の豪族、佐伯氏の出身。幼い頃から秀才の誉れ高く、一族の期待を一身に背負い、官吏になるべく、叔父の勧めで奈良の大学に進んだ。そこでも優秀な成績を収めたが、志半ばにして突如出奔。山野で仏道修行に励み、久米寺で「大日経」と出会い、密教に触れた。そこに求めていた答えを見出して入唐、唐の密教の大家、恵果から密教の全てを伝授され、日本で真言宗を開いた。

【クラギーナ(ニーナ・S=) (くらぎーな)】
1927年〜。1960年代の中頃から注目されはじめた旧ソ連のPK能力者。科学者達の実験や生理的な反応の調査に非常に協力的に臨んだ。実験中に脈拍数が1分間に200回にも達し、脳の活動が通常の4倍になるなど、興味深いデータを残している。ネリヤ・ミハイロワの仮名でも知られる。

【クリシュナムルティ(ジドゥ=) (くりしゅなむるてぃ)】
1895〜1986年。神智学協会の「メシア」としてまつり上げられた人物。1925年末、神が自分に降りてきたと語るにいたったが、そのわずか4年後には人間宣言を行った。その後、独自の神秘主義的な思想を説きながら、世界中を回り、また数多くの著作を発表した。

【クロウリー(アレイスター=) (くろうりー)】
1875〜1947年。19世紀から20世紀にかけて活躍した魔術師「銀の星」という結社を作り、人間個人個人が神になるという理想主義的思想に基づいて黒ミサや性魔術を行った。魔術の実践に関する著作の数では群を抜き、現代の魔術を信奉する者たちに与えた影響は、計り知れない。晩年は麻薬や幻覚剤に溺れたため、世間からの非難を浴びた。

【クロワゼット(ジェラルド=) (くろわぜっと)】
1909〜1980年。オランダのサイコメトリー能力者、心霊治療家、国内外の警察に協力し、特に行方不明者などを超能力で探し出すことを得意とした。その透視の的中率は80%にも達したという。彼が解決した事件は、現在もオランダ、ユトレヒト大学の記録保管所に残る。

【グルジェフ(ゲオルギー=) (ぐるじぇふ)】
1877〜1949年。ロシア生まれ。四世紀の間、世界を放浪して真実の叡智(えいち)を捜し求めた近代オカルティズムの巨人。とくにアジア各地を放浪し、古代の聖なる知識を守り続けている教団を探していたという。第1次世界大戦後は、パリ郊外に秘教学校「プリウーレ」を開くと、「労働と踊り(グルジェフ・ワーク)」を通じて真の意識・真の自己を思い出すことを説き、多くの真奉者を集めた。

【ケイシー(エドガー=) (けいしー)】
1877〜1945年。アメリカの「眠れる予言者」。彼は催眠下では別人のようになり、医学を学んだ経験もないのに、高度の医学知識に基づいて多くの難病を診断し、治療法を教えたという。また相手の前世や、人類の過去や未来などに関するリーディング(お告げ)も行った。

【ゲラー(ユリ=) (げらー)】
1946〜。1970年代に世界的に注目を浴びたイスラエル出身の超能力者。スプーンやボルトなどの金属を曲げたり、壊れた時計を動かしたりした。彼の影響で、日本では一大超能力ブームが巻き起こり、彼のテレビ番組を見ていたことで超能力を発揮するようになった少年少女が続出した。

【サン・ジェルマン伯爵 (さんじぇるまんはくしゃく)】
生没年不詳。18世紀の錬金術師だが、正体は不明。時間を自由に旅したとも、不死薬を持ち数十世紀にわたって生きたともいわれている。宝石収集家としても有名で、フランスのルイ15世やロシアのエカテリーナ2世とも交流があったという。

【聖徳太子 (しょうとくたいし)】
574〜622年。飛鳥時代の政治家。「十七条憲法」の制定や熱心な仏教振興によって、日本を当時の大国、隋に並ぶ大陸的な文明国家にしようと努めた。のちの日本文化に多大な影響を与えると同時に、多くの伝説的な事績が語られるようになり、中世には観音菩薩の生まれ変わりとみなされ、信仰の対象にまでなった。
有名な物では「空中浮遊」ができたという。

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