オカルト辞書〜神々編〜

【あ】 17件

【アーリマン (あーりまん)】
アフラ・マズダーらの善神たちに対抗した悪神。アカ・マナフ(悪思)、ドゥルジ(虚偽)、タローマティ(背教)などの悪神をつくり、アフラ・マズダーに戦いを挑んだ。この戦いは最終的にはアフラ・マズダーの勝利に終わるという。


【アグニ (あぐに)】
インドでもっとも古い聖典「リグ・ヴェーダ」に登場する火の神。天では太陽として輝き、地では祭火として燃える。心の中の火や、思想の火の象徴でもある。神と人間の仲介者で、悪魔を焼き払う。仏教では十二天のひとつ「火天」。


【アテナ (あてな)】
知恵と技術と戦いの神。ゼウスの額から生まれ、そのとき既に鎧と兜を身に付け、槍と盾をもっていたという。冷徹な策略家ゆえ「勝利者」「戦闘愛好者」などの異名を持つが、機織りの技術にも優れる。ローマ神話ではミネルヴァ。


【アテン (あてん)】
アメンホテプ4世が、ある日突然啓示を受けて信仰した太陽神にして至高の神。大規模な神殿まで建てられたが、アテンを唯一神とする信仰は一代で消滅した。


【アトゥム (あとぅむ)】
エジプトの神々と万物をつくりあげたとされる創造神。「完全なる者」を意味し、地上だけではなく、宇宙そのものを主宰する。のちに太陽神と習合し、「アトゥムラー」と呼ばれる神格に変化していった。


【アナーヒター (あなーひたー)】
水の女神。収穫や家畜に恵みを与え、子孫繁栄・国家繁栄をもたらすといわれる。白く強い腕を持ち、ビーバーの毛皮をまとった美しい乙女の姿で表される。


【アヌビス (あぬびす)】
ジャッカルの頭を持つ冥界の神。人間の死期を予言し、その魂を冥界へ案内する。使者の復活を手助けする神でもある。


【アフラ・マズダー (あふらまずだー)】
ゾロアスター教の主神。自らの属性を7つのアムシャ・スプンタ(聖なる不死者)という神々として実体化させ、それを通して天空、水、大地、植物、動物、人、火という順で世界を創造した。のちに善神・光明神の性格が強調される。アフラは「主」、マズダーは「賢」の意。


【アフロディーテ (あふろでぃーて)】
海の泡から生まれ、ギリシア全土で崇められた美と愛と結婚の女神。出自が海と関係が深いため、船乗り達の間では絶大な人気を誇った。美しい神でありながら、官能的で自由奔放、しかも母性的な優しさをもつ女神。ローマ神話ではヴィーナス。


【アポロン (あぽろん)】
太陽の守護神。永遠の美青年で、若さと自由と美しさを尊んだギリシア文化の象徴的な存在。彼には予言の能力もあり、アポロン神殿では巫女達の口を借りて様々な予言を行った。ローマ神話ではアポロ。


次の10件→

[戻る]



©フォレストページ