オカルト辞書〜神々編〜

【さ】 4件

【サタン (さたん)】
全悪魔の王とされる堕天使。「サタン」とはヘブライ語で「妨げる者」の意味であり、元来は神の命によって人間の行動を妨げる天使を意味した。「旧約聖書」では、最後まで神に従属する天使のひとり。サタンを「神と対立する悪の根本原理」とする解釈はキリスト教によってつくられたもので、その結果、エデンの園においてイヴを誘惑した蛇や、「ヨハネ黙示録」に登場する龍などもサタンと同一視されるに至った。


【サラスヴァティー (さらすばてぃー)】
ブラフマーの妃で、学問、知恵、音楽、芸術など、あらゆる技芸を司る女神。仏教に入ってからは「弁才天」「美音天」「妙音天」の名で信仰されている。


【猿田毘古神 (さるたひこのかみ)】
天孫降臨の際に天八衢で日子番能邇邇芸命を出迎え、先導役を務めた。「上は高天原を照らし、下は葦原中つ国を照らす不思議な光を放つ神」とされ、異形の風貌と形容される。道中の安全を守る道の神。天狗の起源との説もある。


【蔵王権現 (ざおうごんげん)】
役小角が修行中に感得した、修験道独自の仏。忿怒の相を表し
、左手には剣印を結んで腰にあて、右手に三鈷杵を持ち上げる。さらに左足を踏みしめ、右足を空中にあげる躍動的な姿をしている。



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